世界最大級のNFTマーケットプレイスであるOpenSea(オープンシー)。
日本からNFTを販売する人が多く利用するサービスですが、
- 「OpenSeaのガス(GAS)代はいくら?」
- 「OpenSeaのガス(GAS)代はいつ発生するの?」
- 「OpenSeaのガス(GAS)代の支払い方法は?」
といった疑問をお持ちの方も多いかと思います。
また、実はOpenSeaのガス(GAS)代を安くする方法があります。
本記事では、
- 「そもそもガス(GAS)代って?」
- 「OpenSeaのガス(GAS)代はいくら?いつが安いの?」
- 「OpenSeaでガス(GAS)代を安くする方法ってあるの?」
といった疑問をお持ちの方向けに書きました。
先に本記事のまとめを書いておきます。
リアルタイムでのOpenSeaのガス代は以下の通りです。
GAS代(速度) | 値段(円) |
---|---|
遅い(Slow) | 417.30 |
平均(Standard) | 463.67 |
速い(Fast) | 463.67 |
OpenSeaでGAS代を支払うには、仮想通貨(暗号資産)のETH(イーサリアム)が必要です。
なお日本国内で仮想通貨を買うなら、Coincheck(コインチェック)がおススメです
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2/18追記:OpenSeaの販売手数料は無料
OpenSeaは2023年2月17日から、期間限定で販売手数料を無料にすると発表しました。
OpenSeaの公式ブログと公式Twitterにて、以下の通り発表がされています。
OpenSea 手数料
通常、OpenSea はすべての二次販売に対して 2.5% の手数料を受け取ります。ただし、期間限定で、OpenSea は手数料を 0% に引き下げます。この間、OpenSea は、コレクションの作成者の収益が 0 から 0.5% の間に設定されている場合にのみ手数料を受け取ります。この場合、OpenSea は無機的な取引量を抑えるために最大 0.5% の手数料を受け取ります。これは、2023 年 2 月 17 日の午後 3 時 30 分 (ET) 以降に作成されたすべてのリストとオファーに適用されます。
追記:OpenSeaがトレーダー向けのOpenSeaProをリリース
Opensea Proは、Openseaのトレーダー向けの機能です。
OpenSea Proは、OpenSeaが2022年4月に買収したNFTアグリゲーターである「Gem V2」をのプラットフォーム機能を用いて開発されたサービスです。合計170以上のNFTマーケットプレイスから、NFT情報を集約したアグリゲーションサービスです。
OpenseaProの特徴は以下の3つです。
- NFTの一括購入宇・売却売り機能
- ガス代の最適化機能
- 手数料が無料
このBlurによるNFT取引の流出に対してOpenseaは取引手数料を0%にするなどの対策を取りましたが、今回のOpenseaProの機能発表は、明確にBlurへ対抗することを意識してリリースされたとされています。
8/18追記:Openseaがロイヤリティフィーを実質撤廃へ
Opensea Proは、Openseaのトレーダー向けの機能です。
2023年8月18日のOpenseaのブログで以下の仕様変更が発表されました。
- OpenseaでNFTクリエイターがロイヤリティを設定できなくなる
- 今後はNFTの売買者がクリエイターフィーを自由に設定できるようになる(実質廃止)
- 新しいコレクションは8/31から適用、既存のコレクションは2024/3/1よりコレクターがロイヤリティを設定可能な仕様に変更される
- 2023/8/31にOpensea以外でのNFTマケプレへの出品をブロックする「OpenSea Operator Filter」を廃止
- クリエイターフィーは任意のまま
今回の発表では、ロイヤリティフィーの決め手がNFTクリエイターではなく、NFTのトレーダーになることが大きな変更点です。
ただし、ロイヤリティフィー自体は任意のままでなくなることはないようです。
Opensea(オープンシー)とは
OpenSea(オープンシー)は、海外NFTマーケットプレイスの1つです。日本語での読み方は「オープンシー」となっています。
OpenSeaは、2019年後半から注目されたNFTを売買できるNFTマーケットプレイスの1つとして、日本から注目を集めています。
2021年7月時点で、
- MAU(月間アクティブユーザー数)は約5万人を突破
- 月間取引数は2億4,900万ドル(約250億円)
- 月間取引回数は約620,000回
- 取引量ベースでのNFTマーケットランキングは1位
といった、驚異的な数字を叩き出しています。
数字で見るOpenSea | |
サービス開始時期 | 2017年~ |
MAU(月間アクティブユーザー数) | 約50,000人 |
月間取引額 | 2億4,900万ドル(約250億円) |
月間取引回数 | 約620,000回 |
NFTマーケットランキング(取引量ベース) | 1位 |
NFTのマーケットランキングでも1位を獲得しており、海外でNFT販売をする日本にいるユーザーの多くがOpenSeaを利用しているとされています。
※表の数値は全て2021年7月時点
OpenSeaのガス(GAS)代とは
ガス(GAS)代とは、イーサリアムのネットワークである、イーサリアムチェーン利用時に発生する手数料です。
ガス(GAS)代はイーサリアムチェーンに元々組み込まれている機能で、全世界で運営されているイーサリアムチェーンを利用するための手数料的な位置づけになっています。
OpenSeaは、基本的にイーサリアムチェーンを利用しているため、OpenSea利用時にGAS代が発生します。
ガス(GAS)代は、イーサリアムチェーンの需要によって価格が変動し、Gweiと呼ばれるGAS代の単位で管理されています。
ガス(GAS)代の仕組み
ガス(GAS)代の価格は、取引量によって変動します。
ガス(GAS)代は、「Gwei(GASの単位)×ガスリミット(GASの上限)」で算出されます。
- Gwei:リアルタイムに変動する。1Gweiは、1/10⁹ETH相当
- GASリミット:OpenSea出品時は、210000以上が必要
イーサリアムのネットワーク上の取引量が増えれば増えるほど、Gweiが大きくなり、GAS代が上昇します。一方、取引量が減ると、Gweiが小さくなり、ガス(GAS)代は下がります。
Gweiとは
Gweiとは、GAS代の単位であり、GAS代(GAS Price)の単位ごとに払うイーサリアムの額を指します。
イーサリアム財団によると、「Gweiはガス代の単位であり、1Gwei=0.000000001ETH(1/10⁹)」となっています。
GAS代は、要求する処理スピードによって、Gweiが変化します。
GAS代の処理スピードと、それに連動するGweiと取引完了までの時間は、以下の通りです。
Gwei(GAS代の単位) | ドル換算 | 取引完了時間 | |
Slow(遅め) | 19 | 1.00ドル | ~10分 |
Standard(普通) | 20 | 1.13ドル | ~3分 |
Fast(早め) | 22 | 1.38ドル | ~1分 |
Rapid(高速) | 26 | 1.64ドル | ~15秒 |
※2021年7月時点のデータを参照
表のとおり、「Rapid(高速)」の取引が、優先的に処理されます。
Slow(遅め)はGweiが抑えられる代わりに、取引完了時間が長くなります。
一方、最も早いRapid(高速)は、Gweiが高い一方、15秒以内で取引が完了します。
イーサリアムチェーン上に取引(トランザクション)がどんどんたまっていきますが、Rapid(高速)→Fast(早め)→Standard(標準)→Slow(遅め)の順番で、順番に処理されていきます。
GASリミットとは
GASリミットとは、ETHでの取引をする際に利用するGASユニットと呼ばれる単位の上限です。
OpenSeaでの出品では、デフォルトで210000ユニットが必要となります。
【リアルタイム】OpenSeaのGAS(ガス)代はいくら?
こちらでリアルタイムのGAS代を確認することが可能です。
GAS代(速度) | 値段(円) |
---|---|
遅い(Slow) | 417.30 |
平均(Standard) | 463.67 |
速い(Fast) | 463.67 |
2022年7月時点では、OpenSeaのGAS代は、500円~1,500円ほどです。
上記のGAS代は、以下の計算式で算出しています。
【GAS代の計算式】
- Gwei(Low、Average、High)×GASリミット(210,000で固定)
リアルタイムでGAS代が閲覧可能なetherscanのデータを用いて、OpenSea出品時の価格を表示しています。
※データがうまく反映されない場合がありますが、その場合は時間をおいてリロードしてみてください。
リアルタイムにGAS代が見れるサイト
今のGAS代の価格が、過去のGAS代と比べて、高いか低いかが気になる方もいるかと思います。
そんな時は、過去のガス(GAS)代を確認できる「GAS NOW」を利用しましょう。
GAS NOWのチャートを見ると、NFTが注目を集めた2021年1月頃から、GAS代が高騰するようになり、3月と5月にもGAS代が高騰しています。
出典:GAS NOW
GAS代の適正な価格は、ETHのネットワークの利用や、NFTへの注目度によって変化する可能性が高いです。そのため、平均的な相場価格を決めることは難しいため、出品時の相場価格を確認するとよいでしょう。
Openseaのガス代の相場はいくら
ここからはあくまで私見ですが、Openseaのガス代の相場は約500円~1,500円ほどです。
- 500円:比較的安い(500円くらいなら購入などしたほうが良い)
- 500円~2,000円:比較的に相場の値段(大体こんぐらい)
- 2,000円~:割高な感じがするのでタイミングをずらしたほうがよいかも
ただしETHのネットワークが混雑すると、GAS代も3,000円を優に超える時もあります。
あくまで上記の値段は参考程度に見てもらえると。
なお、Openseaの日本語表示の方法はこちらをご覧ください。
OpenSeaでGAS代を払う場合は仮想通貨ETHが必要です。
仮想通貨ETHは国内の取引所で購入し、Metamaskなどのウォレットに送金する必要があります。
今、仮想通貨取引所を開くなら、3年連続ダウンロード数No.1のコインチェックがおススメです。
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OpenSeaのGAS(ガス)代の確認方法
OpenSeaのGAS(ガス)代を確認するために、実際にGAS(ガス)が発生する画面まで移動してみました。
今回は、OpenSeaでNFTを出品する際の画面です。
- 定額出品を選択
- 販売価格を1ETHに設定
- 「Post your listing」をタップ
- MetaMaskが別タブで自動的に起動
MetaMaskの画面を見ると、「GAS FEE」と書かれた部分があり、ETHの数量と日本円が表示されています。
この場合、「1ETH(=当時のレートで約24万円)の出品で、2,491円のガス(GAS)代が発生」するということです。
GAS代は高いといわれていますが、初回の出品時にのみ発生し、それ以降は発生することはありません。
OpenSeaでガス(GAS)代が発生するタイミング
OpenSeaでは、以下のタイミングでガス(GAS)代が発生します。
- NFTを購入する
- NFTを転送する
- オークションをキャンセルする
- ETHをWETHにスワップする
- ETHをブリッジする、等
手数料の種類
ユーザーが OpenSea を使用する際に支払う料金には、1 回限りの料金と定期的な料金の 2 種類があります。初めて特定のアクションを実行するときに、ユーザーが支払う必要がある 1 回限りの料金がいくつかあります。これらのトランザクションは、特定の権限を付与します。ユーザーがオファーを受け入れる、NFT を転送する、NFT を購入する、オークションをキャンセルする、入札をキャンセルする、ETH を WETH に変換する (またはその逆)、メタデータを凍結する、ETH をブリッジする、Polygon との間で ETH を引き出すときに、定期的な料金が発生します。
出典:OpenSea「ブロックチェーンのガス料金とは何ですか」
OpenSeaのWalletの初回接続時はGAS代は不要に
2022年6月にOpenSeaは、NFT販売時のWalletの初回接続時に発生していたGAS代が無料になったと発表しました。
これはAccount Resgistrationと呼ばれていました。
これにより、NFT取引時の初回Walletコネクトで発生するGAS代はいらなくなりました。
No setup fees:
In addition to saving ~35% in gas fees for transactions, you will no longer have to pay a one-time setup fee to start using OpenSea. By removing the setup fee alone, the OpenSea community could save $120m each year.
— OpenSea (@opensea) June 14, 2022
NordVPNでMetamask利用時のセキュリティを強化しよう
OpenSeaの出品時に利用するMetamaskですが、最近ではハッキングの事例がいくつか見れらます。
Twitterでは、Metemaskのハッキング被害に遭ってしまった投稿がいくつか見られました。
MetaMaskをおそらく乗っ取られました😢入れてたETHは諦めます。
皆様もMetaMaskを使うときはフリーWiFiには繋がないようにお気をつけ下さい。— イジュ♦︎デザイナーとYouTube (@IJU_chan) February 27, 2022
ハッキングされる理由として、暗号化が不十分な公衆Wi-Fiを使って、Metemaskにアクセスすることです。実は、弱い暗号化技術を使った公衆Wi-FiでMetemaskに接続すると、第三者に通信内容が傍受され、ログイン情報が盗まれてしまうというリスクがあります。
そこで、万が一を考えて、通信のセキュリティを強化するために、VPN(Virtual Private Network)を利用しましょう。
VPNとは、簡単に言うと通信の内容を暗号化する仕組みです。Metamaskのパスワードなどを暗号化した上で、通信することでハッキングから守ってくれます。VPNは、アプリをダウンロードしてアクセスすれば、いつでも通信内容が暗号化されます。
一番おススメは、VPNは通信速度が非常に速い、NordVPNです。
NordVPNは、通信の暗号化技術に、米国政府やサイバーセキュリティの専門家などによって利用されている、最新の暗号化アルゴリム「AES-256」を利用しています。
そのため、NordVPNにつなぐだけで、Metamaskとの通信を暗号化し、ハッカーなどの攻撃から守ることが可能です。なおNordVPNは、他のVPNとの比較で、通信速度を1位を獲得しています。
【NordVPNのメリット】
- 最新の暗号化プロトコル(AES-256)を利用している
- 他サービスと比較して、通信速度が一番速い
- 30日間の返金保証つき
- 邪魔なGoogle広告をブロックしてくれる
念のためを考えて、Metemaskを利用する際は、基本的にVPN接続することをおススメします。
OpenSeaのGAS(ガス)代を安くする方法
高いといわれているGAS代ですが、実はOpenSeaではGAS代を節約できる方法があります。
OpenSeaでGAS代を節約する方法は、非常に簡単です。
ただし、過度な節約を求めると、逆に取引がうまくいかなくなるなどリスクが生じるので、注意が必要です。
ここでは、実際にOpenSeaのGAS代を節約手法を2つご紹介します。
- 【節約方法❶】GAS代の処理速度を「低速」にする
- 【節約方法❷】Gweiとガスリミットを調整する
- 【節約方法❸】手数料が安い取引所を利用する
【節約方法❶】GAS代の処理速度を「低速」にする
OpenSeaでGAS代を節約する方法は、GAS代の処理速度を「低速」に設定することです。
以下で、OpenSeaで、イーサリアムの処理速度を「低速」にカスタマイズする手順を解説します。
MetaMuskを起動
NFT出品時に価格入力し、青いボタン「Post your listing」をタップします。
すると、別ブラウザでMetaMuskが起動し、GAS代が表示されます。
この時、GAS FEEの右側に表示された「EDIT」をタップします。
取引スピードを「低速」に設定
すると「ガス代のカスタマイズ」が表示されます。
ここで、イーサリアムチェーンの取引スピードを変更できます。
OpenSeaでは、以下の3つが選択できます。
- 低速
- 平均
- 高速
GAS NOWとは少し表記が違いますが、「低速」が最もGAS代が安いです。
そのため、取引スピードは「低速」に設定しましょう。
「低速」にすれば、GAS代の算出式「Gwei×ガスリミット」のGweiが小さくなります。
「低速」では、基本的に10分以内には処理が承認されるスピードなので、よほどの急ぎでない限りは、この設定を利用することをおススメします。
【節約方法❷】Gweiとガスリミットを調整する
「でもやっぱり、GAS代って高いし、ぼったくられてるんじゃ…」とGAS代をもっと節約したい方もいるかと思います。
実は取引スピードの設定変更とは別に、もう1つ、GAS代を節約する方法があります。
「土日の午後」という、最もGAS代が安くなりやすい時間帯に、Gweiとガスリミットを調整する方法です。
MetaMuskでガス代のカスタマイズを表示
まず、1つ目の手法と同様に、NFTの販売価格を決め、「Post your listing」をタップし、MetaMuskを別ブラウザで起動します。
その後、GAS FEEの「EDIT」をタップし、詳細タブをタップします。
Gweiとガスリミットの両方を調整
すでに説明した通り、GAS代は、Gweiとガスリミットで算出されます。
ここで、設定した処理スピードのGweiとガスリミットが表示されるので、Gweiとガスリミットを変更します
【2021年7月25日(水)のGwei(6時間ごと)】
時間 | Gwei |
0:00 | 17 |
06:00 | 312 |
12:00 | 15 |
18:00 | 13 |
23:00 | 18 |
時系列で上から並び替えてみると、AM6時にその日の最高値に達してから、夜にかけて段々とGweiが下がっています。
確認する日によってばらつきがありますが、午前中よりも午後の方が、Gweiが小さい=GAS代が安くなりやすくなります。
また曜日を見てみると、比較的土日の方がGweiが小さい傾向があります。
つまり、「土日の午後」に、NFTを出品するのがおススメです。
過度なGweiとガスリミットの変更はおススメしない
ただし、過度なGweiとガスリミットの変更はおススメしません。
例えば、
- Gwei:10
- GAS リミット:21000(21000~)
に設定すると、GAS代はなんと54円まで下がります。
一見、手数料が大幅に下がり、GAS代をかなり節約できると思うでしょう。
ところが、思い出してほしいことは、「イーサリアムチェーンの取引は、スピードが速い方(Gweiの数値が大きい方法)から優先的に処理される」という仕組みです。
つまり、Gweiの数値が小さすぎると、自分の取引が後回しにされ、取引承認が非常に遅くなる可能性があります。
そのため、Gweiとガスリミットを過度に小さくすることは、おススメしないので、注意してください。
【節約方法❸】手数料が安い取引所を利用する
最後のGAS代の節約法は、直接GAS代を節約するのではなく、間接的に費用を抑える方法です。
OpenSeaで取引する際には、仮想通貨(暗号資産)取引所から、MetaMaskにETHなどを送金する必要があります。
この際、
- ETHの購入手数料
- ETHの送金手数料
といった、仮想通貨に絡む手数料が発生します。
そのため、できるだけETHに絡む手数料を減らすことで、GAS代を含めた全体的なコストを抑えることができます。
手数料が安いまたは新規口座開設でBTCがもらえる口座は以下の2つです。
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DMM Bitcoin
【DMM Bitcoinのメリット】
- ETHの送金手数料は無料
- 入金だけでなく出金手数料も無料
DMM Bitcoinは、なんとETHの送金手数料が無料です。
さらに、入出金の手数料も無料です。
そのため、手数料を抑えるなら、DMM Bitcoinがかなりおススメです。
期間:2022年8月1日〜2023年2月1日
【節約方法❹】仮想通貨取引所の新規の口座開設特典を使う
仮想通貨取引所の新規特典を、GAS代に充てることで、GAS代を節約する方法があります。
GAS代はETHで支払います。そのため、仮想通貨取引所の新規特典で付与される仮想通貨を利用しましょう。
2022年3月時点で仮想通貨の新規特典で、誰でも合計10,500円分がもらえます!
今、一番おススメの新規キャンペーンは、DMM Bitcoinですね。
口座開設しただけで、即座に取引口座に2,000円分がキャッシュバックされます。
取引なども必要なく、最短10分で口座開設できるので、まだ開設していない人はこの機会にぜひ開設しておきましょう。
実録:OpenSeaのGAS(ガス代)を色々調整してみた
OpenSeaのGAS代が調整可能か確認するために、以下の3要素を調整しガス(GAS)代を確認しました。
- NFTの販売価格
- NFTの販売形式
- 販売通貨
NFTの販売価格を変えてみた
ガス(GAS)代は、イーサリアムチェーンの需要量によって変化すると説明しました。
ちなみに、販売価格を変えてみると、ガス(GAS)代は変わるのでしょうか?
試してみたところ、1ETHの時と変わりませんでした。
NFTの販売形式を変えてみた
また、販売形式を価格を固定する販売方式から、オークション形式に変更してみました。
オークション形式の場合、始値とは別に、予約価格(reserve price)を設定する必要がありますが、両方ともいじってみても、ガス(GAS)代に大きな変化は見られませんでした。
販売する通貨を変えてみた
実はOpenSeaは、イーサリアム以外の以下の通貨で、価格設定することができます。
- DAI
- RARE
- USDC
イーサリアム以外の通貨で価格設定をしてみましたが、ガス(GAS)代は変わりませんでした。
つまり、販売形式や販売価格、価格設定の通貨によって、ガス(GAS)代が大きく変化することはない、ということがわかりました。
OpenSeaのGAS代排除に向けた取り組み
実はOpenSeaも、GAS代の高騰を以前から問題視しています。
そのため、運営会社のOpenSea社は、OpenSeaからGAS代を排除する動きを始めています。
OpenSeaでGAS代が問題になる理由は、NFTの取引プロトコルとして、イーサリアムを利用しているからです。
つまり、イーサリアムとは別のプロトコルを導入すれば、GAS代の問題は解決します。
そもそも、イーサリアム以外のプロトコル上でNFTは取引可能です。実際に、イーサリアム以外のプロトコルを利用した「NFT SHOWROOM」のような、NFTマーケットプレイスは存在します。
そのため、OpenSeaも、イーサリアムとは別のプロトコル導入を始め、すでに以下の2つを導入しています。
- Polygon(ポリゴン)
- Klaytn(クレイトン)
ちなみに、上記の2つ以外にも、Tezos(テゾス)といった他のブロックチェーンプロトコルの導入も発表しています。
Polygon(ポリゴン)
例えば「Polygon」は、GAS代の高騰問題を解消するために開発された、イーサリアムチェーンのレイヤー2ソリューションの開発フレームワークです。
言い換えると、イーサリアムのGAS代問題を解決するための、イーサリアムのサブネットワークです。
そのため、支払いはイーサリアムのままで、GAS代を払うことがなく、取引が実行されます。
このPolygonは2021年7月に、OpenSeaが正式に導入を発表し、すでにPolygonネットワークを利用したNFT取引が開始されています。]
出典:OpenSea公式ブログ
Klaythn(クレイトン)
Klaytn(クレイトン)は、韓国のチャットアプリであるKakao(カカオ)トークの子会社であるGroundXによって開発されたグローバルなブロックチェーンプロトコルです。
KlaytnもPolygon同様に、Ethereum開発者を対象とした、グローバルなブロックチェーンのプラットフォームを実現するために開発されました。
例えば、Kakaoトークアプリ経由で、OpenSeaにログインできるようになるようです(日本版で考えると、LINEでOpenSeaにログインできるといった感じです)。
Polygon同様に、GAS代が発生しないブロックチェーンプロトコルとして導入され、すでにNFTもKlaytn(クレイトン)チェーン上で、NFTが出品されています。
出典:OpenSea公式ブログ
OpenSeaのGAS代問題は沈静化するか
OpenSeaのGAS代問題は、OpenSeaの取り組みで解消へと向かっています。
ただし、OpenSeaで取引されるNFTのほとんどが、実はイーサリアムチェーンを利用しています。
確認したところ、OpenSeaのNFTをブロックチェーンプロトコルで分類してみると、以下のようになりました。
ブロックチェーンプロトコル | 出品数 | 比率 |
ETH(イーサリアム) | 15,963,817個 | 91.5% |
Polygon(ポリゴン) | 1,442,863個 | 8.3% |
Klaytn(クレイトン) | 38,914個 | 0.2% |
※2021年7月時点
出典:OpenSea
表のとおり、OpenSeaでは、まだイーサリアムによる取引が圧倒的です。
そのため、今後はイーサリアム以外のプロトコル上での取引が増えるように、GAS代が無料となることを周知し、他のプロトコルの利用を増やす必要があるでしょう。
まとめ
最後に、本記事のまとめを再掲します。
- 2022年7月時点で、OpenSeaのGAS代は、約500円~1,500円
- OpenSeaでのガス(GAS)代の支払いには、仮想通貨ETH(イーサリアム)が必要
- OpenSeaのガス(GAS)代を安くする方法は、Metamaskを設定するだけ
- ETHを購入するなら、口座開設で1,500円が貰えるCoincheck(コインチェック)がおススメ
- Metamask上のNFTを盗まれないために、NordVPNでのセキュリティ対策がおススメ
NFTマーケットプレイスで大人気のOpenSeaは、アプリもリリースするなど、急拡大を遂げています。
一方、OpenSea以外にも様々なNFTマーケットプレイスが誕生しています。
日本でもLINEやヤフー、メルカリといった企業がNFT事業への参入を開始しています。