世界最大級のNFTマーケットプレイスであるOpenSea(オープンシー)。
日本からNFTを販売する人が多く利用するサービスですが、
「OpenSeaのガス(GAS)代が高すぎる!」といった声がよく聞こえます。
確かに、OpenSeaでNFTを出品する際に、かなり高めのGAS代を払うことがありますよね。
結論から言えば、実はOpenSeaのガス(GAS)代を安くする方法があります!
本記事では、
- 「そもそもガス(GAS)代って?」
- 「OpenSeaのガス(GAS)代はいくら?いつが安いの?」
- 「OpenSeaでガス(GAS)代を安くする方法ってあるの?」
といった疑問をお持ちの方向けに書きました。
ちなみに、GAS代を節約したい人には「NFT出品にかかる費用を抑えたい…」と思っている方が多いかと思います。
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Opensea(オープンシー)とは
OpenSea(オープンシー)は、海外NFTマーケットプレイスの1つです。日本語での読み方は「オープンシー」となっています。
OpenSeaは、2019年後半から注目されたNFTを売買できるNFTマーケットプレイスの1つとして、日本から注目を集めています。
2021年7月時点で、
- MAU(月間アクティブユーザー数)は約5万人を突破
- 月間取引数は2億4,900万ドル(約250億円)
- 月間取引回数は約620,000回
- 取引量ベースでのNFTマーケットランキングは1位
といった、驚異的な数字を叩き出しています。
数字で見るOpenSea | |
サービス開始時期 | 2017年~ |
MAU(月間アクティブユーザー数) | 約50,000人 |
月間取引額 | 2億4,900万ドル(約250億円) |
月間取引回数 | 約620,000回 |
NFTマーケットランキング(取引量ベース) | 1位 |
NFTのマーケットランキングでも1位を獲得しており、海外でNFT販売をする日本にいるユーザーの多くがOpenSeaを利用しているとされています。
※表の数値は全て2021年7月時点


ガス(GAS)代とは
ガス(GAS)代とは、イーサリアムのネットワークである、イーサリアムチェーン利用時に発生する手数料です。
ガス(GAS)代はイーサリアムチェーンに元々組み込まれている機能で、全世界で運営されているイーサリアムチェーンを利用するための手数料的な位置づけになっています。
OpenSeaは、基本的にイーサリアムチェーンを利用しているため、OpenSea利用時にGAS代が発生します。
ガス(GAS)代は、イーサリアムチェーンの需要によって価格が変動し、Gweiと呼ばれるGAS代の単位で管理されています。
ガス(GAS)代の仕組み
ガス(GAS)代の価格は、取引量によって変動します。
ガス(GAS)代は、「Gwei(GASの単位)×ガスリミット(GASの上限)」で算出されます。
- Gwei:リアルタイムに変動する。1Gweiは、1/10⁹ETH相当
- GASリミット:OpenSea出品時は、210000以上が必要
イーサリアムのネットワーク上の取引量が増えれば増えるほど、Gweiが大きくなり、GAS代が上昇します。一方、取引量が減ると、Gweiが小さくなり、ガス(GAS)代は下がります。
Gweiとは
Gweiとは、GAS代の単位であり、GAS代(GAS Price)の単位ごとに払うイーサリアムの額を指します。
イーサリアム財団によると、「Gweiはガス代の単位であり、1Gwei=0.000000001ETH(1/10⁹)」となっています。
GAS代は、要求する処理スピードによって、Gweiが変化します。
GAS代の処理スピードと、それに連動するGweiと取引完了までの時間は、以下の通りです。
Gwei(GAS代の単位) | ドル換算 | 取引完了時間 | |
Slow(遅め) | 19 | 1.00ドル | ~10分 |
Standard(普通) | 20 | 1.13ドル | ~3分 |
Fast(早め) | 22 | 1.38ドル | ~1分 |
Rapid(高速) | 26 | 1.64ドル | ~15秒 |
※2021年7月時点のデータを参照
表のとおり、「Rapid(高速)」の取引が、優先的に処理されます。
Slow(遅め)はGweiが抑えられる代わりに、取引完了時間が長くなります。
一方、最も早いRapid(高速)は、Gweiが高い一方、15秒以内で取引が完了します。
イーサリアムチェーン上に取引(トランザクション)がどんどんたまっていきますが、Rapid(高速)→Fast(早め)→Standard(標準)→Slow(遅め)の順番で、順番に処理されていきます。
GASリミットとは
GASリミットとは、ETHでの取引をする際に利用するGASユニットと呼ばれる単位の上限です。
OpenSeaでの出品では、デフォルトで210000ユニットが必要となります。
ガス(GAS)代が高い理由
ここまでGAS代の仕組みついて説明してきました。
では、なぜGAS代は高騰する(している)のでしょうか?
特にGAS代が高騰したケースは、これまでに2回存在します。
- DeFi市場の拡大(2020年9月頃)
- NFTのブームの到来(2021年2月)
DeFi市場の拡大(’20年9月)
1回目は、DeFi(ディーファイ)市場の拡大です。
DeFi(ディーファイ)とは、Decentralized Financeを略した言葉で、分散型金融と訳されています。
簡単に言えば、銀行や証券会社といった中央集権的な企業ではなく、ネット上の個人からなる非中央集権的なネットワークを利用した金融サービス、と考えられています。
このDeFi(ディーファイ)の多くに、イーサリアムのスマートコントラクト機能などが採用されたました。
その結果、DeFi(ディーファイ)市場が拡大し始めた2020年9月頃から、ガス(GAS)代が上昇し始め、最終的に550Gweiまで跳ね上がりました。
NFTのブーム到来(’21年2月)
DeFi(ディーファイ)が落ち着きを見せた後、2021年1月頃からNFTに注目が集まりました。
この頃から、様々なNFTマーケットプレイスが誕生し始め、NFTの取引が活発となりました。
その結果、2021年2月にGAS代が400Gweiとなり、ここからNFT取引におけるガス(GAS)代高騰問題が始まりました。

リアルタイムのGAS代の価格を確認する方法
GAS代(速度) | 値段(円) |
---|---|
遅い(Slow) | 326.07 |
平均(Standard) | 355.71 |
速い(Fast) | 385.35 |
こちらでリアルタイムのGAS代を確認することが可能です。
上記のGAS代は、以下の計算式で算出しています。
【GAS代の計算式】
- Gwei(Low、Average、High)×GASリミット(210,000で固定)
リアルタイムでGAS代が閲覧可能なetherscanのデータを用いて、OpenSea出品時の価格を表示しています。
※データがうまく反映されない場合がありますが、その場合は時間をおいてリロードしてみてください。
過去のGAS代の価格を確認する方法
今のGAS代の価格が、過去のGAS代と比べて、高いか低いかが気になる方もいるかと思います。
そんな時は、過去のガス(GAS)代を確認できる「GAS NOW」を利用しましょう。
GAS NOWのチャートを見ると、NFTが注目を集めた2021年1月頃から、GAS代が高騰するようになり、3月と5月にもGAS代が高騰しています。
GAS代の適正な価格は、ETHのネットワークの利用や、NFTへの注目度によって変化する可能性が高いです。そのため、平均的な相場価格を決めることは難しいため、出品時の相場価格を確認するとよいでしょう。
OpenSeaのガス(GAS)代はいくら
ここからは、OpenSeaのGAS代に絞って解説していきます。
OpenSeaを利用する時は、GAS代について把握していないと、高額な手数料が発生する可能性があります。
一方、工夫すれば、GAS代を節約することも可能ですので、ぜひ試してみてください。
ガス(GAS)代問題はOpenSeaが悪いわけではない
OpenSeaでのガス(GAS)代について説明する前に、覚えておくべきことがあります。
OpenSeaについて調べると、よく「OpenSeaのGAS代は高い」といった文章を見かけます。
描いた絵をNFTアートとしてOpenSeaで出品してみたいけどGAS代って結構するんだな〜時期にもよるだろうけど
— 9月8日 (@du_cote_dorouet) July 4, 2021
作った曲をOpenseaで売ろうとしたけどgas代高くてやめた(´・ω・`)
— sessalann (@sessalann) June 15, 2021
Openseaは出品するときにつまずく人が多そうだ。Gas…
— 平井裕士🐥🍢🍮 (@Yuji8687) June 7, 2021
ここまでお読みの方もお気づきの通り、OpenSeaがガス(GAS)代を決めているのではありません。
ガス(GAS)代は、OpenSeaが利用するイーサリアムチェーンの需要量によって変化しています。
そのため、「OpenSeaのせいでGAS代が高い」といったわけではないので、注意してください。
※OpenSeaのユーザー数が増える→その結果イーサリアムチェーンの取引量が増える→ガス(GAS)代が高騰する、ということは言えますが、あくまでOpenSeaはGAS代高騰の間接的な要因です。
OpenSeaでガス(GAS)代が発生するタイミング
OpenSeaでは、以下のタイミングでガス(GAS)代が発生します。
- NFTを出品する
- NFTを購入する
- OpenSeaで購入したNFTを、外部のデジタルウォレットなどに移動(出庫)させる
ちなみに、OpenSeaではガス(GAS)代とは別に、取引手数料として、取引量の2.5%が発生します。
出品手数料は無料なので、NFTを出品する時に発生する手数料は、ガス(GAS)代のみです。
GAS代は、初回の出品時にのみ発生します。
2回目以降の出品時には、GAS代は発生しないので安心してください。
筆者もOpenSeaでNFTを発行しましたが、GAS代が発生したのは、初回のみでした。
それ以降の出品時には、Metamask上で出品を確認する署名ボタンを押すだけです。

Metamaskのセキュリティを強化しよう
OpenSeaの出品時に利用するMetamaskですが、最近ではハッキングの事例がいくつか見れらます。
Twitterでは、Metemaskのハッキング被害に遭ってしまった投稿がいくつか見られました。
MetaMaskをおそらく乗っ取られました😢入れてたETHは諦めます。
皆様もMetaMaskを使うときはフリーWiFiには繋がないようにお気をつけ下さい。— イジュ♦︎デザイナーとYouTube (@IJU_chan) February 27, 2022
ハッキングされる理由として、暗号化が不十分な公衆Wi-Fiを使って、Metemaskにアクセスすることです。
実は、弱い暗号化技術を使った公衆Wi-FiでMetemaskに接続すると、第三者に通信内容が傍受され、ログイン情報が盗まれてしまうというリスクがあります。
そのため、Metemaskにアクセスする際は、以下のセキュリティ対策を実施することをおススメします。
【Metamask利用時のセキュリティ対策】
- 公衆Wi-Fiは基本的に利用しない
- 公衆Wi-Fiを利用する、もしくは家にいても、VPN接続を利用する
- シークレットリカバリーフレーズを手書きで保存しておく
なお公衆Wi-Fi利用時に限らず、家でMetemaskにアクセスする際は、VPN(Virtual Private Network)を利用しましょう。
VPNとは、簡単に言うと通信の内容を暗号化する仕組みです。Metamaskのパスワードなどを暗号化した上で、通信することでハッキングから守ってくれます。
VPNは、アプリをダウンロードしてアクセスすれば、いつでも通信内容が暗号化されます。
一番おススメは、VPNは通信速度が非常に速い、NordVPNです。
NordVPNは、通信の暗号化技術に、米国政府やサイバーセキュリティの専門家などによって利用されている、最新の暗号化アルゴリム「AES-256」を利用しています。そのため、NordVPNにつなぐだけで、Metamaskとの通信を暗号化し、ハッカーなどの攻撃から守ることが可能です。
なおNordVPNは、他のVPNとの比較で、通信速度を1位を獲得しています。
また、サイトを見る際に邪魔なGoogle広告などもブロックしてくれるため、通信の暗号化以外にもメリットがあります。
【NordVPNのメリット】
- 最新の暗号化プロトコル(AES-256)を利用している
- 他サービスと比較して、通信速度が一番速い
- 30日間の返金保証つき
- 邪魔なGoogle広告をブロックしてくれる
念のためを考えて、Metemaskを利用する際は、基本的にVPN接続することをおススメします。
OpenSeaの出品時のガス(GAS)代を調べてみた
では、実際にOpenSeaでは、ガス(GAS)代はいくらなのでしょうか?
結論から言えば、ケースバイケースですが、日本円で約5,000円~1万5,000円ほどです。
筆者が実際にOpenSeaで出品した時は、当時のレート換算で、約1万5,000円ほどかかりました。
今回は、実際に以下の手順でNFTを出品し、発生するガス(GAS)代を調べてみました。
- 定額出品を選択
- 販売価格を1ETHに設定
- 「Post your listing」をタップ
- MetaMaskが別タブで自動的に起動

MetaMaskの画面を見ると、「GAS FEE」と書かれた部分があり、ETHの数量と日本円が表示されています。
この場合、「1ETH(=当時のレートで約24万円)の出品で、2,491円のガス(GAS)代が発生」するということです。
GAS代は高いといわれていますが、初回の出品時にのみ発生し、それ以降は発生することはありません。
NFTの販売価格を変えてみた
ガス(GAS)代は、イーサリアムチェーンの需要量によって変化すると説明しました。
ちなみに、販売価格を変えてみると、ガス(GAS)代は変わるのでしょうか?
試してみたところ、1ETHの時と変わりませんでした。
NFTの販売形式を変えてみた
また、販売形式を価格を固定する販売方式から、オークション形式に変更してみました。
オークション形式の場合、始値とは別に、予約価格(reserve price)を設定する必要がありますが、両方ともいじってみても、ガス(GAS)代に大きな変化は見られませんでした。
販売する通貨を変えてみた
実はOpenSeaは、イーサリアム以外の以下の通貨で、価格設定することができます。
- DAI
- RARE
- USDC
イーサリアム以外の通貨で価格設定をしてみましたが、ガス(GAS)代は変わりませんでした。
つまり、販売形式や販売価格、価格設定の通貨によって、ガス(GAS)代が大きく変化することはない、ということがわかりました。

OpenSeaでガス(GAS)代を安くする方法
高いといわれているGAS代ですが、実はOpenSeaではGAS代を節約できる方法があります。
OpenSeaでGAS代を節約する方法は、非常に簡単です。
ただし、過度な節約を求めると、逆に取引がうまくいかなくなるなどリスクが生じるので、注意が必要です。
ここでは、実際にOpenSeaのGAS代を節約手法を2つご紹介します。
- 【節約❶】GAS代の処理速度を「低速」にする
- 【節約❷】Gweiとガスリミットを調整する
- 【節約❸】手数料が安い取引所を利用する
【節約❶】GAS代の処理速度を「低速」にする
OpenSeaでGAS代を節約する方法は、GAS代の処理速度を「低速」に設定することです。
以下で、OpenSeaで、イーサリアムの処理速度を「低速」にカスタマイズする手順を解説します。
MetaMuskを起動
NFT出品時に価格入力し、青いボタン「Post your listing」をタップします。
すると、別ブラウザでMetaMuskが起動し、GAS代が表示されます。
この時、GAS FEEの右側に表示された「EDIT」をタップします。
取引スピードを「低速」に設定
すると「ガス代のカスタマイズ」が表示されます。
ここで、イーサリアムチェーンの取引スピードを変更できます。
OpenSeaでは、以下の3つが選択できます。
- 低速
- 平均
- 高速
GAS NOWとは少し表記が違いますが、「低速」が最もGAS代が安いです。
そのため、取引スピードは「低速」に設定しましょう。
「低速」にすれば、GAS代の算出式「Gwei×ガスリミット」のGweiが小さくなります。
「低速」では、基本的に10分以内には処理が承認されるスピードなので、よほどの急ぎでない限りは、この設定を利用することをおススメします。
【節約❷】Gweiとガスリミットを調整する
「でもやっぱり、GAS代って高いし、ぼったくられてるんじゃ…」とGAS代をもっと節約したい方もいるかと思います。
実は取引スピードの設定変更とは別に、もう1つ、GAS代を節約する方法があります。
「土日の午後」という、最もGAS代が安くなりやすい時間帯に、Gweiとガスリミットを調整する方法です。
MetaMuskでガス代のカスタマイズを表示
まず、1つ目の手法と同様に、NFTの販売価格を決め、「Post your listing」をタップし、MetaMuskを別ブラウザで起動します。
その後、GAS FEEの「EDIT」をタップし、詳細タブをタップします。
Gweiとガスリミットの両方を調整
すでに説明した通り、GAS代は、Gweiとガスリミットで算出されます。
ここで、設定した処理スピードのGweiとガスリミットが表示されるので、Gweiとガスリミットを変更します。
Gwei
Gweiは、時間帯によって平均数値が算出されています。
「GAS NOW」を参考に、1時間前など、直近のGweiの平均値を入力するのがおススメです。
※後述しますが、節約を意識しすぎて、過度に低い数値を入力することは避けましょう。
例えば、2021年7月28日のGweiを見てみましょう。
出典:GAS NOW
【2021年7月25日(水)のGwei(6時間ごと)】
時間 | Gwei |
0:00 | 17 |
06:00 | 312 |
12:00 | 15 |
18:00 | 13 |
23:00 | 18 |
時系列で上から並び替えてみると、AM6時にその日の最高値に達してから、夜にかけて段々とGweiが下がっています。
確認する日によってばらつきがありますが、午前中よりも午後の方が、Gweiが小さい=GAS代が安くなりやすくなります。
また曜日を見てみると、比較的土日の方がGweiが小さい傾向があります。
つまり、「土日の午後」に、NFTを出品するのがおススメです。
ガスリミット
ガスリミットは、最低21000以上必要です。
21000以上の数値を入力すれば大丈夫ですが、Gweiのみ変更し、ガスリミットはそのままにしておいた方が良いでしょう。
過度なGweiとガスリミットの変更はおススメしない
ただし、過度なGweiとガスリミットの変更はおススメしません。
例えば、
- Gwei:10
- GAS リミット:21000(21000~)
に設定すると、GAS代はなんと54円まで下がります。
一見、手数料が大幅に下がり、GAS代をかなり節約できると思うでしょう。
ところが、思い出してほしいことは、「イーサリアムチェーンの取引は、スピードが速い方(Gweiの数値が大きい方法)から優先的に処理される」という仕組みです。
つまり、Gweiの数値が小さすぎると、自分の取引が後回しにされ、取引承認が非常に遅くなる可能性があります。
そのため、Gweiとガスリミットを過度に小さくすることは、おススメしないので、注意してください。
【節約❸】手数料が安い取引所を利用する
最後のGAS代の節約法は、直接GAS代を節約するのではなく、間接的に費用を抑える方法です。
OpenSeaで取引する際には、仮想通貨(暗号資産)取引所から、MetaMaskにETHなどを送金する必要があります。
この際、
- ETHの購入手数料
- ETHの送金手数料
といった、仮想通貨に絡む手数料が発生します。
そのため、できるだけETHに絡む手数料を減らすことで、GAS代を含めた全体的なコストを抑えることができます。
そこでおススメしたい取引所は、以下の2つです。
- Coincheck(コインチェック)
- DMM Bitcoin
Coincheck(コインチェック)
【Coincheck(コインチェック)のメリット】
- 仮想通貨取引所ランキングで1位を獲得
- ETHの送金手数料が安い
- 入金手数料が無料(0.005ETH)
2021年6月に発表された最新版の仮想通貨取引所まずおススメする仮想通貨取引所は、Coincheck(コインチェック)です。
【Coincheck(コインチェック)のメリット】の人気ランキングで、Coincheckは2位のbitFlyerに約2倍のポイント差をつけて、堂々の1位を獲得しています。Coincheckは2017年のNEM流出事件で、一気に知名度を上げましたが、その後マネックスグループに買収されています。
Coincheck(コインチェック)は、ETHの送金手手数料が比較的安いです。
また、ETH購入のために必要な入金手数料が無料な点も大きなメリットです。

DMM Bitcoin
【DMM Bitcoinのメリット】
- ETHの送金手数料は無料
- 入金だけでなく出金手数料も無料
DMM Bitcoinは、なんとETHの送金手数料が無料です。
さらに、入出金の手数料も無料です。
そのため、手数料を抑えるなら、DMM Bitcoinがかなりおススメです。

【節約❹】仮想通貨取引所の新規の口座開設特典を使う
仮想通貨取引所の新規特典を、GAS代に充てることで、GAS代を節約する方法があります。
GAS代はETHで支払います。そのため、仮想通貨取引所の新規特典で付与される仮想通貨を利用しましょう。
2022年3月時点で仮想通貨の新規特典で、誰でも合計10,500円分がもらえます!
今、一番おススメの新規キャンペーンは、DMMBitcoinですね。
口座開設しただけで、即座に取引口座に2,000円分がキャッシュバックされます。
キャンペーン期間:2022年4月1日(金)7:00~2022年8月1日(月)6:59
取引なども必要なく、最短10分で口座開設できるので、まだ開設していない人はこの機会にぜひ開設しておきましょう。
OpenSeaのGAS代排除に向けた取り組み
実はOpenSeaも、GAS代の高騰を以前から問題視しています。
そのため、運営会社のOpenSea社は、OpenSeaからGAS代を排除する動きを始めています。
OpenSeaでGAS代が問題になる理由は、NFTの取引プロトコルとして、イーサリアムを利用しているからです。
つまり、イーサリアムとは別のプロトコルを導入すれば、GAS代の問題は解決します。
そもそも、イーサリアム以外のプロトコル上でNFTは取引可能です。実際に、イーサリアム以外のプロトコルを利用した「NFT SHOWROOM」のような、NFTマーケットプレイスは存在します。
そのため、OpenSeaも、イーサリアムとは別のプロトコル導入を始め、すでに以下の2つを導入しています。
- Polygon(ポリゴン)
- Klaytn(クレイトン)
ちなみに、上記の2つ以外にも、Tezos(テゾス)といった他のブロックチェーンプロトコルの導入も発表しています。
Polygon(ポリゴン)
例えば「Polygon」は、GAS代の高騰問題を解消するために開発された、イーサリアムチェーンのレイヤー2ソリューションの開発フレームワークです。
言い換えると、イーサリアムのGAS代問題を解決するための、イーサリアムのサブネットワークです。
そのため、支払いはイーサリアムのままで、GAS代を払うことがなく、取引が実行されます。
このPolygonは2021年7月に、OpenSeaが正式に導入を発表し、すでにPolygonネットワークを利用したNFT取引が開始されています。]
出典:OpenSea公式ブログ
Klaythn(クレイトン)
Klaytn(クレイトン)は、韓国のチャットアプリであるKakao(カカオ)トークの子会社であるGroundXによって開発されたグローバルなブロックチェーンプロトコルです。
KlaytnもPolygon同様に、Ethereum開発者を対象とした、グローバルなブロックチェーンのプラットフォームを実現するために開発されました。
例えば、Kakaoトークアプリ経由で、OpenSeaにログインできるようになるようです(日本版で考えると、LINEでOpenSeaにログインできるといった感じです)。
Polygon同様に、GAS代が発生しないブロックチェーンプロトコルとして導入され、すでにNFTもKlaytn(クレイトン)チェーン上で、NFTが出品されています。
出典:OpenSea公式ブログ
OpenSeaのGAS代問題は沈静化するか
OpenSeaのGAS代問題は、OpenSeaの取り組みで解消へと向かっています。
ただし、OpenSeaで取引されるNFTのほとんどが、実はイーサリアムチェーンを利用しています。
確認したところ、OpenSeaのNFTをブロックチェーンプロトコルで分類してみると、以下のようになりました。
ブロックチェーンプロトコル | 出品数 | 比率 |
ETH(イーサリアム) | 15,963,817個 | 91.5% |
Polygon(ポリゴン) | 1,442,863個 | 8.3% |
Klaytn(クレイトン) | 38,914個 | 0.2% |
※2021年7月時点
出典:OpenSea
表のとおり、OpenSeaでは、まだイーサリアムによる取引が圧倒的です。
そのため、今後はイーサリアム以外のプロトコル上での取引が増えるように、GAS代が無料となることを周知し、他のプロトコルの利用を増やす必要があるでしょう。

まとめ
NFTマーケットプレイスで大人気のOpenSeaは、アプリもリリースするなど、急拡大を遂げています。
一方、OpenSea以外にも様々なNFTマーケットプレイスが誕生しています。
日本でもLINEやヤフー、メルカリといった企業がNFT事業への参入を開始しています。
今後も注目されるNFTを販売・購入したり、NFTとも関連がある仮想通貨に投資をしてみたいなら、ユーザー数が国内No.1のコインチェック(Coincheck)の口座を開設してみましょう。

