OpenSeaで必要なWETH（ラップドイーサ）とは
OpenSeaでNFTを購入するには、WETHが必要な場合があります。
WETH（ラップドイーサ）とは、ERC20規格に準拠したトークンです。
OpenSea上では、赤色のイーサリアムがありますが、これがWETH（ラップドイーサ）です。ラップされたETHという意味であり、主にオファーされているNFTの取引を行う際に使用するETHです。
WETHは、暗号資産取引所で購入したETHを、Metamaskを使ってラップすることで獲得できます。
WETH（ラップドイーサ） は、NFT の購入またはオークションの NFT への入札のオファーを行うために使用されます。
WETH は、ユーザーが入札者からの追加のアクションなしで後日実行できる事前承認済みの入札を行うことを可能にする暗号通貨の形式です。
ユーザーがETHをWETHスマートコントラクトに送信すると、WETHが作成されます。スマート コントラクトは、ユーザーから送信された ETH を保持し、同等の量の WETH を作成します。OpenSea は、WETH を作成したり、ETH を WETH に交換したりしません。（訳）
ETHとWETH（ラップドイーサ）の違いは
ETHとWETHの違いを一言でいうと、規格の違いです。
- ETH：ERC20規格には未対応
- WETH：ERC20規格に対応
ERC20規格はスマートコントラクトなどが実装されたEthreumの規格です。
ERC20はNFTの規格として採用されており、Openseaでは以下の時にWETHが必要になります。
つまりERC20規格のNFTのオファーやオークション出品の際にWETHが必要となります。
またWETHはETHチェーンだけでなく、他のチェーンにもラップしたETHもあります。
Openseaで購入したいNFTがあるときに支払い方法がWETHだった場合は、Metamask上にあるETHを対象チェーンのWETHにスワップする必要があります。
以下で、Metamaskを使ってOpenseaで必要なWETHのスワップ方法を解説します。
【Opensea】MetamaskでETHをWETHにスワップする方法
OpenseaでのNFTオファーやオークション時に必要なWETHを獲得する方法は以下の通りです。
- 仮想通貨取引所でETHを購入する
- Metamaskにログインする
- MetamaskにETHを送付する
- Metamaskのスワップ画面を開く
- スワップしたいトークンを選択する
- ガス代を支払いスワップする
- Metamaskのトークン残高を確認する
仮想通貨取引所でETHを購入する
まず一番最初に、仮想通取引所でETHを購入しましょう。
仮想通貨を購入するには、国内取引所で仮想通貨ETHを購入する必要があります。
ちなみに今一番おススメの取引所は、送金・出金手数料が無料（※）のDMM Bitcoinです。
国内取引所で購入したETHをMetamaskに送金する際は、通常は送金手数料が発生しますが、DMM Bitcoinは無料（※）です。
今なら新規口座開設だけで、即時2,000円がキャッシュバックされますので、この機会に口座開設することをおススメします。
※BitMatch手数料を除く
Metamaskにログインする
次にMetamaskにログインします。
Metamaskは誰でも無料で利用可能なウォレットです。
GoogleChromeの拡張機能をダウンロードして、サインアップまで完了させましょう。
MetamaskにETHを送付する
国内取引所で購入した仮想通貨ETHを、Metamaskに送付します。
DMM Bitcoinなどの送金画面を開き、Metamaskのアドレスを送付先アドレスに添付します。
EVM互換（Ethereum互換性）により、この時送付する際のチェーンはどれでも大丈夫です。
送付申請を出して数分後に、Metamaskに送金が完了します。
Metamaskのラップ画面を開く
次にMetamaskのラップ画面を開きます。
OpenseaにMetaMaskをウォレットコネクトし、OpenSea の右上隅に移動し、ウォレットアイコンをクリックします。
ウォレットのメニューが表示されるので、その中の「Wrap」と書かれたラップボタンをタップします。
スワップしたいトークンを選択する
ラップ画面を開いたら、スワップの設定をします。
スワップ元にETH、スワップ先にWETHを選択します。
またスワップ金額を入力します。
ガス代を支払いスワップする
スワップ内容が決まったら、GAS（ガス）代を払ってスワップをします。
GAS（ガス）代とは、ETHチェーン上で処理を実施する際に払う手数料です。
Metamaskの画面に表示された承認ボタンをタップして、スワップを実行します。
完了画面が表示されれば、スワップは完了です。
Metamaskのトークン残高を確認する
スワップが完了したら、Metamaskのトークン残高をチェックします。
WETHの項目にトークン残高が表示されていれば、スワップは完了です。
その後、OpenSeaにウォレットコネクトして、WETHでの支払いを実施しましょう。
MetamaskでWETHをスワップしたのに表示されない場合
「MetamaskでWETHをスワップしたはずなのに表示されない・・・」
WETHをスワップしたのに、Metamaskにトークンが表示されない場合があります。
しかし、これはスワップが失敗したわけではなく、単純にWETHがMetamask上に表示されていないだけです。
WETH を表示するには、MetaMask 拡張機能をクリックし、[Add Token（トークンの追加）] ボタンをクリックします。
Metamaskを開き、[トークンの追加]検索ボックスにWETH と入力します。
Wrapped Ether (WETH)がオプションとして表示される はずです。
確認すると、MetaMask 拡張機能のアイテム リストに WETH が表示されます。
OpenseaでMetamaskのWETHを使う方法
OpenseaでWETHを利用するのは、オファーを出す際や、オークションに参加する際です。
今回はOpenseaでオファーを出すときにWETHを使う方法を紹介します。
まずはほしいNFTを選択します。
右上の「Make offer」ボタンをタップします。
次にオファーを提示する通貨を選択します。
ETH アイテムにオファーを提示したい場合には、Wrapped ETH (WETH) という選択肢のみが表示されます。
その後、オファー金額を入力し、有効期限を入力します。
なお最低オファー金額は、ETH の場合 5ドル、Polygon や Klaytn の場合は 1 ドルです。
設定が完了したが、[オファーを提示] をクリックし、WETHで支払いをしてから、ウォレットで関連するトランザクションに署名します。
OpenseaのWETHをMetamaskでETHに戻す（アンラップ）方法
Openseaで利用するためにスワップしたWETHを、MetamaskでETHに戻す（アンラップ）ことは可能です。
手順はETH→WETHのスワップ手順を反対にするだけなので簡単です。
まずはOpenSeaにアクセスし、ウオレットをコネクトします。
ウォレットをタップして、「Unwrapped（アンラップ解除）」タブを選択します。
ETHに戻すWETHの数量を入力し、「Withdraw from balance（残高から引き出す）」をタップすれば、WETH→ETHへ戻す（アンラップ）は完了です。
※画像出典：OpenSea「What’s WETH? How do I get it?」
【Q＆A】OpenseaのWETHに関するよくある質問
OpenseaではなぜWETHが必要なのですか？
OpenseaでWETHが必要なのは、ERC20規格に対応したWETHの支払いが必要なためです。
通常のETHはNFTの規格であるERC20に対応していないため、ERC20に対応したWETHが必要になります。
WETHは特定のチェーンにWrapped（ラップ）されたETHの1種です。
OpenseaでWETHが必要なのはどういったときですか？
OpenseaでWETHが必要なのは、以下の時です。
- Openseaのオファー機能を使う時
- Openseaのオークション機能を使う時
OpenseaでWETHが必要な時はどうすればよいですか？
OpenseaでWETHが必要な時は、Metamaskに仮想通貨ETHを送金して、Opensea上でETH→WETHにスワップします。
OpenseaにMetamaskをコネクトしたら、Metamask内でETH→WETHにラップ（変換）します。
この際、少額のGAS代が必要なので、十分なETHがMetamaskがあるかを確認してください。
OpenseaでWETHにスワップできない時はどうすればよいですか？
OpenseaでWETHにスワップできないのは多くがGAS代不足です。
ETH→WETHにする際は、少額の仮想通貨ETHがMetamask内に必要です。
GAS代が不足しているときは、ラップ（変換）するETHの数量を調整するか、仮想通貨ETHをMetamaskに送金してください。
一度WETHにラップしたら後でETHに戻すことはできますか？
一度WETHにラップしたETHを、通常のETHに戻す（アンラップ）ことは可能です。
WETH→ETHに戻す方法は、OpenseaでMetamaskをコネクトした後に、ウォレットタブの「Unwrapped（アンラップ解除）」を選択し数量を入力して、少額のGAS代を払えば、ETHに戻せます。
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