OpenSeaが、公式ブログにて直近のOpenSeaのアップデートに関して発表しました。
注目は、出品者向けに実装したとされる2つの新機能です。
- オファー管理の改善
- 数秒以内でのNFT出品
オファー管理の改善
OpenSeaの運営側が多くの所有者や販売者から寄せられる大きな不満の1つに、NFTに対して低額のオファーがメールの受信トレイが殺到することだそうです。
そのため、OpenSeaの運営側はこのユーザーからの不満を和らげるために、OpenSeaの出品者のために、以下の3つの改善を実施しました。
オファー候補者のリスト作成
1つ目は、提示価格からそれほど遠くない入札を受け取った場合に、交渉を開始するためのカウンターオファーのリストを作成する機能です。
これにより、自分が希望する価格に近い希望を出したリストの候補者と、スムーズに交渉を行うことが可能となります。
最低価格との比較インジケーターの表示
オファーが多すぎるとどのオファーが適正価格であるか、判断することが難しくなってしまいます。そこでその日の最低オファー価格と比較可能なインジケーターを表示する機能が追加されました。この機能により、適正なオファー価格を判断することが可能となります。
最低オファー価格の設定
非常に低いオファー価格を避けるために、NFTの最小オファー額を設定できるようになりました。この機能により、出品者は最低オファー額を下回るオファーが出せなくなります。
数秒以内でのNFTの即時掲載
今年の初めに、Polygonブロックチェーン上でもNFTが発行可能となりましたが、ETHブロックチェーンとの相違点などから、使い勝手が悪い面が見受けられたそうです。
今回は今後の新機能追加も視野に入れ、OpenSeaのプラットフォーム全体での販売体験を統一するために、フローを再設計し、販売しているチェーンに関係なくNFTを簡単に一覧表示できるように改善したそうです。
改善点の概要:
- PolygonおよびEthereumNFTのリストフローを統合
- リストを高速化するために、ユーザーインターフェイスをクリーンアップ
- プロセスと機能をより明確にするために、言語を微調整
出品者向けの2つの新機能実装に加え、以下の3つのアップデートも実施したようです。
- 販売スケジュールカレンダーのUI変更
- バンドル販売フローの改善
- リスト化方法の改善
これらの改善により、NFTを数秒で出品することが可能となったようです。
今後のアップデート内容
今後は、OpenSeaが現在目指しているGAS代を支払わない「GAS FREE(ガスフリー)」な市場構築のために、主にPolygon向けのアップデートを実施するようです。
- Polygonオークション
- Polygonバンドル
今後もOpenSeaのアップデートについて更新していきます。