【最新】OpenSeaの販売手数料が無料に!背景と今後の動きを解説

※本記事はPRを含みます

【最新】OpenSeaの販売手数料が期間限定で無料に

OpenSea_fee

2023年2月18日に、大手NFTマーケットプレイスのOpenSeaが販売手数料を期間限定で無料にすることを発表しました。

OpenSeaの公式ブログ公式Twitterにて、以下の通り発表がされています。

OpenSea 手数料

通常、OpenSea はすべての二次販売に対して 2.5% の手数料を受け取ります。ただし、期間限定で、OpenSea は手数料を 0% に引き下げます。この間、OpenSea は、コレクションの作成者の収益が 0 から 0.5% の間に設定されている場合にのみ手数料を受け取ります。この場合、OpenSea は無機的な取引量を抑えるために最大 0.5% の手数料を受け取ります。これは、2023 年 2 月 17 日の午後 3 時 30 分 (ET) 以降に作成されたすべてのリストとオファーに適用されます。

出典:OpenSeaヘルプセンター

公式Twitterでは、今回の動きに関して背景などをまとめた連ツイが出ています。

本日より、大きな変更を行います。
1) OpenSeaの手数料 → 期間限定で0%になります。
2) オンチェーン施行(新旧)のないすべてのコレクションについて、クリエイターの任意収益(最低0.5%)に移行する
3) 同じポリシーのマーケットプレイスは運営者フィルターでブロックされないようになります

出典:OpenSea公式Twitter

今回の変更点は、以下の3つです。

  1. 期間限定でOpenSeaの販売手数料を無料化(2.5%→0%)
  2. クリエイターへのロイヤリティ率を最低0.5%に変更(2023 年 2 月 17 日の午後 3 時 30 分 (ET) 以降に作成されたすべてのリストとオファーに適用)
  3. 同じポリシーの他マケプレでの取引時は、オペレーターフィルター(※)で強制的にロイヤリティが追加されることはない

※オペレーターフィルター:ロイヤリティをオンチェーンで強制的に徴収できるツール。OpenSeaのロイヤリティ率はオフチェーン情報のため、NFTが他マケプレで取引された際に、設定したロイヤリティが強制的に適用されるようにする。

実際に、OpenSeaを開くと、上部バナーやポップアップで手数料ゼロ円の表示が出ます。

さて、先に本記事の内容をまとめます。

 

【概要】OpenSeaの手数料無料化(期間限定)
  1. OpenSeaが期間限定で販売手数料を無料化
  2. OpenSeaが手数料無料に動いた理由はBLUR等、他マケプレへのユーザー移動
  3. いつまで手数料無料かは不明

ちなみに、OpenSeaでNFTを購入・出品する際に発生するGAS代が発生しますが、ETH払いの原資として、

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【まとめ】OpenSeaの公式Twitterの連ツイ

OpenSea_feefree_公式Twitter

まずは、OpenSeaの公式Twitterで書かれていた内容を翻訳・まとめます。

ちなみに先にOpenSeaの発表内容をまとめると、以下の通りです。

  1. 我々はクリエイターの収益保護のために色々試してきた(ロイヤリティ率を追加するオペレーターフィルター等)
  2. 一方、ユーザーはクリエイターへのロイヤリティが無いNFTマケプレの方へ大幅に移動した
  3. クリエイターへの収益確保を重視してきたが、まずはユーザーが望む形で手数料をゼロ円を実現する(期間限定)

1/

本日、いくつかの大きな変更を行います。

1) 期間限定で OpenSea 料金→ 0%
2) オンチェーンの施行なしですべてのコレクションのオプションのクリエイター収益 (最小 0.5%) に移行 (新旧)
3) 同じポリシーを持つマーケットプレイスは、オペレーター フィルターによってブロックされません。

2/

背景:NFTのエコシステムに大きな変化が起きています。

10月には、クリエイターの収益を完全に強制しないNFTのマーケットプレイスに、有意義なボリュームとユーザーが移動し始めました。今日、私たちの最善の努力にもかかわらず、このシフトは劇的に加速しています。

3/

他がそうしなかったとき、私たちはすべてのコレクションでクリエイターの収益を守るために働いてきました。 そして、Operator Filterを導入したとき、オンチェーン・エンフォースメントが、クリエイターが作品の継続的な再販による収入源を確保するための最善の方法であるという信念がありました。

4/

私たちは、クリエイターの収益を広く執行する触媒になれると考えていました。そして、他の人々がより弾力的な解決策を考え出すことを期待していましたが、これは実現しませんでした。

5/

最近の出来事-Blurがクリエイターの収益を(フィルター付きコレクションでも)戻すことを決定したことや、クリエイターにBlurでの流動性とOpenSeaでの流動性のどちらかを選ぶよう強制している誤った選択など-我々の試みがうまくいっていないことを証明しています。

6/

今日、エコシステムの総ボリュームの ~80% は、クリエイターの収益をフルに支払わず、ボリュームの大部分(無機的な活動を考慮しても)は、手数料ゼロの環境に移行しています。

出典: https://dune.com/hildobby/NFTs

これには変革が必要です。

7/

オペレーター・フィルターを通じたオンチェーン・エンフォースメントを支持し続ける一方で、今日のエコシステムのニーズを反映した別の料金体系に移行しています。

8/

1- 何よりもまず – OpenSeaの手数料をキャンペーン期間中は0%に引き下げます。

9/

2 – 私たちは、最低0.5%のクリエイター収益モデルに移行し、セラーがより多くを支払うためのオプションがあります。これは、オンチェーン・エンフォースメントを使用していないすべてのコレクションに適用されます(新旧)。

10/

3 – 同じポリシーのNFTマーケットプレイス(Blurを含む)を使用した販売を許可するよう、オペレーターフィルターを更新しています(彼らは約束を果たしているため)。
これで、クリエイターは、OpenSeaとBlurのどちらで収益を得るかという誤った選択をする必要がなくなります。

11/

これはOpenSeaの新しい時代の始まりです。このモデルをテストし、クリエイター、コレクター、パワーバイヤー、セラーなど、すべてのエコシステム参加者のインセンティブとモチベーションの適切なバランスを見出すことに興奮しています。

12/

今後も、当社の最も忠実なユーザーに報いる方法を模索し、詳細をお伝えしていきます。

【最新】OpenSeaのリアルタイムのGAS代をみる

OpenSeaが販売手数料を無料にした背景

OpenSeaが期間限定で手数料を無料にした背景は、手数料ゼロのNFTマケプレへの対抗するためと考えられています。

具体的には、BLURのような手数料ゼロをうたったNFTマケプレの存在です。

公式からの連ツイにもある通り、OpenSeaはNFT取引のうち80%がクリエイターへのロイヤリティを払っていない取引であることに危機感を覚えている一方、OpenSeaの手数料によってユーザーが離れていることにも危機感を感じているようです。

今回の手数料無料、並びにクリエイターへのロイヤリティ引き下げは期間限定ですので、OpenSeaにユーザーが戻るのかなど、ある意味試験的な試みであるように見えます。

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