3月に発表されたゲームに特化したEthereumスケーリングネットワーク「Immutable zkEVM」上で構築されるゲームは、この機能を有効にすることができるようになります。これにより、新しいゲームを試すための費用が抑えられ、広範なブロックチェーンゲームの普及に重要な障壁が取り除かれる可能性があります。「ガス料金は、メインストリームのプレイヤーが単純に受け入れないいくつかの常識がある」とImmutableのプロダクトマーケティングリードであるマイケル・パウエルは声明で述べています。
「Web3ゲームは、すべてのゲーマーに魅力を持たせるために、プレイヤーにとって馴染みやすくて効率的なユーザーエクスペリエンスを提供することができなければなりません。ブロックチェーンのコンポーネントはできるだけシームレスでネイティブなものにすることが求められます」とパウエルは付け加えました。
将来的に登場する「Immutable Passport」という汎用のゲーマープロファイルシステムを利用するプレイヤーは、デベロッパーがスポンサードしたゲームのガス料金を免除することができます。Immutableは、zkEVMメインネットが来年初めに立ち上がる際に、「一定期間限定で」すべてのゲームのガス料金を自社でスポンサーすると述べています。
ゲームスタジオは、ゲームをガスフリーにするために、特別なスマートコントラクトウォレットに資金を預けることができます。このようにすることで、Passportユーザーからの手数料が自動的に支払われ、プレイヤーには表示されません。Immutableは、スタジオにかかる費用は利益に比べて無視できると考えています。
最終的に、ImmutableのzkEVMおよびPassportは、プレイヤーからガス料金を抽象化し、スタジオがガスコストをインフラ費用のように扱う収益モデルを推進することを目指しています。同社では、これによりスムーズなオンボーディングと高い取引変換率が実現すると信じています。現在、200以上のゲームがImmutableの大規模なエコシステム内で開発に取り組んでおり、Shardbound、MetalCore、Space NationなどのタイトルがImmutable zkEVMネットワークでのローンチを予定しています。
