VISAがNFT市場に参入!VISAのクリプト事業とNFTレポートをまとめてみた

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8月23日(現地時間)米大手決済企業のVISAは、NFTサービス「CryptoPunk」の中の1つ「CryptoPunk 7610」を、8月19日に購入したと発表しました。購入価格は49.5ETHであり、日本円で約1,700万円という非常に高額な値段となっています。

以前より、クリプト領域に意欲的な姿勢を見せていたVISAですが、NFT領域にも参入することを広く伝える形となり、各メディアで大きく取り上げられました。

ただ、今回のNFT購入に合わせる形で、VISAが「NFTs:Engaging Today’s Fans in Crypto and Commerce(NFT:クリプトとコマース領域のファンを魅了)」というタイトルのNFTに関するレポートを公開しています。

そのため、本記事では

・そもそも、なぜVISAがNFTを購入したのか

・今回VISAが購入したNFTは、どんなものか?

・・VISAはNFT領域でどんなことを目指すのか?

といった疑問に焦点を当てて、VISA×NFTについて解説していきます。

VISAがNFTを購入したワケ

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VISAがNFTを購入した理由を簡単にまとめると、「(商取引と決済の将来を見据え、)NFTを購入することで、NFT領域進出の足掛かりとしたかったらから」のようです。

VISAのCryptopunk購入に際し、公式サイトに「NFTs mark a new chapter for digital commerce」というタイトルの記事が公開され、Visaの暗号通貨責任者のCuy Sheffield氏が、以下のように回答しています。

NFTは、小売、ソーシャルメディア、エンターテインメント、コマースの将来において重要な役割を果たすと考えています。

クライアントとパートナーの参加を支援するには、グローバルブランドがNFTを購入、保存、活用するためのインフラストラクチャ要件を直接理解する必要があります。アンカレッジデジタルと協力したこと このプロセスを完了するために、私たちはパートナーがプロセスをナビゲートするのを支援するためのより良い立場にあります。

また、NFTコマースの未来を推進するクリエイター、コレクター、アーティストへのサポートを伝えたかったのです。買い手と売り手を可能にすることは、私たちが行うことです—中小企業の所有者がオンラインになるのを助けるか、企業が国境を越えてパートナーに支払うのをより簡単にするかどうか。この成長するコミュニティと協力して、さまざまな状況でNFTを使用およびアクセスできるようにすることに興奮しています。

最後に、この特定の文化的瞬間の興奮と機会を象徴するNFTを収集したいと思いました。

私たちは商取引と決済の歴史に浸っている会社ですが、将来を見据えています。CryptoPunkの購入で、私たちは最初に足を踏み入れています。これは、この分野での私たちの仕事の始まりにすぎません。

出典:usa.visa.com「NFTs mark a new chapter for digital commerce」

つまり、昨今のNFT領域の盛り上がりを受けた、トレンドという理由で購入したワケではなく、VISAが見据える商取引と決済のトレンドを踏まえた、非常に戦略的な行動だと考えられます。

歴史があり、かつブロックチェーン領域への参入も発表していたVISAが、NFT購入という動きを見せたことは、クリプト市場でも好感的に受け取られ、実際に、VISAがNFT購入を公表したところ、各メディアもビックイベントとして取り上げていました。

また、VISAは今回の購入に関して、「過去60年間、Visaは初期の紙のクレジットカードからzip-zapマシンまで、歴史的な商取引(コマース)の遺物のコレクションを構築してきた。今日、我々がNFTコマースの新時代に参入する証として、CryptoPunk#7610を私たちのコレクションとして購入する」とツイートしていました。

VISAが購入した「Cryptopunk」とは

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ところで、VISAが購入した「Cryptopunk」とは、どんなNFTなのでしょうか?

CryptoPunksは、イーサリアムブロックチェーンの最初の代替不可能なトークンの1つとして、2017年6月にリリースされたサービスです。24×24ピクセルのキャラクターが1万個存在し、それぞれが異なった画像になっており、まさにNFTに相性が良いデジタル資産です。

元祖NFTとして有名な猫のイラストを取引する「クリプトキディ」と並んで、NFT領域では非常に知名度が高いサービスです。

サービス開始当初、イラストは無料で配布されていましたが、のちに数十万円で取引されるようになり、今年5月には9枚のクリプトパンクの肖像画が約1,700万ドルで落札されるなど、取引が高額化してきた背景があります。

VISAのクリプト領域への参入

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NFT購入を発表したVISAですが、以前よりNFTを含めたクリプト領域への参入を公表していました。

直近のニュースでは、2021年3月に、ステーブルコイン「USDコイン(USDC)」での取引ネットワークの導入を発表していました。これは、VISAのプリペイドカードでの決済の一部を、USDコインで代替できるサービスです。

VISAは、米フィンテック企業のアンカレッジデジタルとの提携も発表しており、ブロックチェーンを活用したNFTなどのデジタル資産管理の領域への参入も公表していました。

さらに2020年12月には、「中央銀行のデジタル通貨と未来」と題した公式ブログにて、中央銀行デジタル通貨(CBDC)に関するホワイトペーパーを公開するなど、仮想通貨(暗号資産)やNFTといったクリプト領域での事業展開を数多く進めていることが伺えます。

ちなみに、公式サイトの記事に書かれた、VISAのクリプト領域における活動のコメントは以下の通りです。

安全な商取引を可能にすることは私たちがしていることです—私たちはすべての人のために働くネットワークです—そしてそれはアクセスを解き放つ新しい形のデジタル商取引にまで及びます。

したがって、私たちがこの分野について深く考えていること、そしてシームレスで安全なデジタル決済を可能にする専門知識をどのように適用して、NFTコマースを買い手と売り手がアクセスして使用できるようにするかについて深く考えていることは驚くべきことではありません。

出典:usa.visa.com「NFTs mark a new chapter for digital commerce」

VISAの暗号資産担当者:CuySheffield氏とは

ちなみVISAには、社内の暗号資産領域の責任者として、CuySheffield氏がいます。

彼は、何年にもわたってブロックチェーン領域の技術を追っている、生粋のNFTコレクターです。特にNFTのようなクリプトアートが、現在では過小評価されているクリエイターの生計を立てることに役立つとしています。

VISAと提携したアンカレッジデジタルとは

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NFTを含め、デジタル資産(カストディー)の管理サービスを提供するのが、VISAと提携したアンカレッジデジタルです。

アンカレッジデジタルとは、世界で最も先進的で実績のあるセキュリティアーキテクチャ内から、暗号通貨の保管、取引、資金調達、ステーキング、およびガバナンスサービスへの簡単かつ効率的なアクセス可能にするサービスを提供している企業です。

今後もVISAのクリプト領域において、システム側で重要な役割を果たす可能性が高いです。

VISAのNFTレポートを読んでみた

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今日のNFTの状況に関する観察結果と、NFTの機会を評価およびスケーリングする方法に関する実用的なガイダンスを記載したレポートを公開しています。

短期的には、ブランドや企業がNFTをよりよく理解し、顧客やファンのエンゲージメントにどのように活用できるかを支援したいと考えています。そのために、今日のNFTの状況に関する観察結果と、NFTの機会を評価およびスケーリングする方法に関する実用的なガイダンスを記載した論文を公開しました。

今後は、NFTの購入者、販売者、作成者をサポートするいくつかの新しいコンセプトとパートナーシップに取り組んでいます。今後数か月でさらに共有できることを楽しみにしています。

出典:usa.visa.com「NFTs mark a new chapter for digital commerce」

今回は、このVISAのNFTレポートから、NFT領域に対するVISAの戦略や将来展望について読み解いていきます。

NFT市場での発展の背景

まずVISAのNFTレポートでは、「コロナウイルスが、主にスポーツ業界とエンタメ業界に大きな打撃を与ええ、デジタルテクノロジーがそのような領域におけるファンエンゲージメントにおいて、大きな役割を発揮したとした」という分析結果から始まっています。

その中でNFTは、2021年ですでに1,500億円の取引量があり、NFTによってコロナで活動を制限されたスポーツやエンタメ業界における顧客との接点を生み出しているとしています。

一方、急激な成長を遂げるNFT領域にはまだ認識されていないリスクが存在します。そのため、コマース及び決済領域で長い歴史を持つVISAがNFTの市場インサイトと、新たにNFT領域への参入を検討中の企業向けにNFT事業の参入方法について解説しています。

VISAが定義するNFTとは

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レポートでは、まずFTを理解する前に、暗号通貨を理解することが重要としています。

暗号通貨とは異なり、NFTは代替可能ではありません。つまり、各NFTは一意であり、別のNFTと互換性があります。言い換えれば、1つのビットコインは同等ですが別のビットコインでは、2つのNFTが同じではありません。そして、ビットコインと同じように、NFTの所有権レコードはブロックチェーンデータベースに記録されます。

出典:同レポート

NFTは新しいため、既存の法律や規制はNFTに適用されます。これらの不確実性にもかかわらず、NFTは興味深いものです。初めてインターネット上のコンテンツの形でNFTは、一元化されたものとは関係なく、特定の人が確実に所有することができます。

出典:同レポート

一番重要な点は、同じくブロックチェーン技術を利用しているビットコインとは異なり、NFTには1つ1つに固有の価値があることです。

このNFTが持つ特異性にVISAも注目していることが伺えます。

NFTが生み出すコミュニティと高いファンエンゲージメント

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VISAはNFTが新たな商取引(ニューコマース)を生み出し、同時にファンエンゲージメントを高めることに貢献するとしています。

具体的には、NFTによって以下の3テーマが実現するとしています。

  1. ファンエンゲージメント:NFT発行によるファンとのコミュニケーション強化
  2. カスタマーリレーション:NFT流通によるカスタマーリレーション構築
  3. ニューレベニューストリーム:NFT取引による新たな収益源の創出

NFTをビジネスで導入する7つのステップ

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次にNFT領域への参入を検討する企業向けに、NFT事業参入の7つのステップを紹介しています。

また、以下で説明する7つのステップのパートナー企業として、様々なユースケース(活用事例)や、マーケットプレイス、ブロックチェーン技術に柔軟にサポート可能なインフラパートナーの存在が非常に大事としています。

例えば、VISAはクリプト領域で豊富な知見を持つアンカレッジデジタルと提携しており、この提携によってVISA自身が他者のNFT参入をサポートできるポジションにもあるとしています。

では、実際にVISAが提唱するNFT参入の7ステップを見ていきましょう。

  1. ユースケース(活用方法)の定義
  2. 最適なブロックチェーンの選定
  3. NFTの発行
  4. 長期目線でのデジタル資産の保管方法
  5. 安全かつ簡単なNFTへのアクセス性
  6. 他マーケットプレイスとの連携
  7. 新たなファンエンゲージメントの機会創出

【ステップ❶】ユースケース(活用方法)の定義

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NFT領域に参入するなら、まずはNFTのユースケース(活用方法)を決定する必要があります。

レポートでは、顕著なユースケースとして、以下の3つを挙げています。

  1. コレクション
  2. アート
  3. ゲーム

何よりもまず、NFTがどのように使用されるかについての調整が必要です。NFT、エディションのサイズや配布などの用途に応じて場合、設計するためのさまざまなメカニズムがあります。これまでに見られた最も顕著なユースケースには、収集品、アート、ゲーム、体験です。

出典:同レポート

【ステップ❷】最適なブロックチェーンの選定

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ステップ❷では、主に以下の2つのポイントについて述べられています。

    1. 取引コストや中央集権化レベルに合わせた、最適なブロックチェーン技術の選定
    2. 将来的なNFT拡大を見据えた、マルチプルブロックチェーンへの対応

NFT事業へ参入する場合に、利用するブロックチェーン(プロトコル)を選ぶことは非常に重要です。なぜなら、利用するブロックチェーン技術によって機能や運用コストが大きく変わるからです。

特にブロックチェーン技術選定時には、将来的なNFT事業の拡大を見据えて、様々なブロックチェーンプロトコルに対応可能な「マルチプルブロックチェーン」を採用した方が良いとしています。

例えばETH(イーサリアム)は、NFT領域で最も採用されているブロックチェーンプロトコルです。これはETHに自動的に決済を行う「スマートコントラクト」機能が実装されていたり、他のブロックチェーンと互換性を持つなどマルチプルなプロトコルです。

一方、GAS代という高額な手数料が発生する問題もあり、現在はNFT領域でもETH以外のブロックチェーンプロトコルを採用したNFTサービスも存在します。

【ステップ❸】NFTの発行

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使用するブロックチェーンプロトコルを決定した後は、実際にNFTを発行(Mint)します。

一度、NFTをブロックチェーン上に発行すると、削除することはできなくなります。このNFTの特徴を踏まえると、他のブロックチェーン上に移すことを想定した場合に、選ぶブロックチェーンの柔軟性が重要となります。

例えば、OpenSeaやRaribleといったNFTマーケットプレイスでNFTを発行するなどが考えられます。

【ステップ❹】長期目線でのデジタル資産の保管方法

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発行するNFT(デジタル資産)をどのように保存するかが非常に重要です。

NFTを保存する方法は、主に以下の3つです。

  1. ブロックチェーンへの直接記録
  2. 非中央集権的なストレージ
  3. 中央集権的なストレージ

【ステップ❺】安全かつ簡単なNFTへのアクセス性

NFTへのアクセス数を最大化するためには、様々なデジタルウォレットに対応することが重要です。

例えば、世界最大級のNFTマーケットプレイス「OpenSea」や「SuperRare」は、「MetaMask」といったサードパーティが運営するデジタルウォレットに対応しています。その結果、ユーザーにある程度の安全性を担保することができます。

一方、サードパーティ以外の独自のデジタルウォレットを利用した場合、NFTサービスへのアクセス性は高くなりますが、その一方でサードパーティのデジタルウォレットよりも十分なセキュリティ対策をが必要です。

【ステップ➏】他マーケットプレイスとの連携

発行したNFTをどのように広めていくのかも大事です。

この時、NFTマーケットプレイスを利用することになりますが、レポートでは以下の3点でNFTマーケットプレイスを選定すべきとしています。

  1. 柔軟性と操作性を含めたUX
  2. 現金/クレカなどの他の支払い手段の実装
  3. NFTマーケットプレイスの利用者層

その中で、さらにNFTマーケットプレイスの種類を4つ挙げています。

  1. オープン型:誰でもNFTを取引可能。NFTはユーザーが自分で保管。
  2. クリプトキュレーション型:利用者になるには、NFTの発行と販売が必要。
  3. クローズド型:NFT自体はサービス運営側が保管。支払い方法に法定通貨やクレカを採用。
  4. ホワイトラベル型:他企業が運営するNFTサービスを、自社のブランドで利用。

また、この4種別には該当しませんが、今後は自社だけのNFTマーケットプレイスを制作・運営することで、初回のNFT販売から2次流通まで、販売するNFTを全て運営側が管理する、独自のNFTマーケットプレイスの誕生にも言及されています。

ただしこの手法は、専門知識を持ったベンダーが必要なため、コスト高になると指摘しています。

【ステップ❼】新たなファンエンゲージメントの機会創出

NFTを利用することで、顧客接点を増やすことが、新たなファンエンゲージメントにつながるなど、NFTの利用がビジネスにおいて様々な機会創出を実現するとしています。

レポートでは、新たな機会創出の例として、以下の5つを挙げています。

  1. ロイヤリティとゲーム制:NFTをファンへの報酬とすることで、ロイヤリティ向上に貢献
  2. メタバースとのクロス活用:メタバース領域でNFTアイテムが使えるなどのクロス活用で利用領域拡大
  3. チケット制:特定のイベントに参加するためのチケットとしてNFTが活用
  4. 投票権付与によるコミュニティ運営:NFT保有者にコミュニティの運営方針への投票権を付与
  5. 疑似匿名性によるファンデータの利活用:匿名化したファンデータによる効果的なマーケティングの実現

VISAが考えるNFT領域におけるリスク

急成長が見込まれるNFT領域ですが、一方でリスクも存在します。NFTのような新しい領域でも、戦略段階から、変化やリスクの考慮が必要となります。

レポートでは、以下の4つを検討すべき項目として挙げています。

  • リスクマネジメント
  • 市場インパクト
  • 所有者契約
  • 法規制
  • 手数料(トランザクション手数料、マーケットプレイス手数料、インフラ利用料)

一番気になったのは、手数料、特にマーケットプレイス手数料です。レポートによれば、NFTマーケットプレイスの平均的な手数料は1~5%で、手数料がをこのレンジで頻繁に変更される点がリスクと指摘しています。

VISAがNFTで起こす可能性が高いサービス

最後に、今後VISAが参入する可能性が高いサービスを4つ挙げています。

この部分は、VISAの今後のクリプト領域における戦略が書かれている可能性が高いため、深堀りしていきます。

  1. クレデンシャルサービス
  2. デジタル通貨の流通ネットワーク
  3. クリプト事業の支援サービス
  4. ブロックチェーン領域のリサーチ

クレデンシャルサービス

まず、現在VISAは、50社ものクリプト関連のプラットフォームと共に、70億ものVISA加盟店向けに、VISAカード上で、仮想通貨を購入・支払いできるような取り組みを進めているようです。

また、今後も様々なデジタルウォレットやNFTのプラットフォームが誕生する可能性が高い中、様々なNFTの関連サービスにアクセス可能な、マルチプルなデジタルウォレットが必要不可欠と予測しています。この問題に対し、VISAが持つクリプト領域のオープンネットワークが、様々なNFT関連サービスのブリッジ的存在を担う可能性があります。

新たなデジタル通貨の決済ネットワーク

VISAは世界各国を超えて、様々な支払い方法に対応し、かつ安全な決済ネットワークを目指しています。

例えば、上記で少し触れた、USDCの支払いに対応したVISAとの提携ネットワークを世界各国に広げており、これにより海外の取引先でも安心して取引が実施でき、加えて決済方法のオプションにもなります。

加えて、ステーブルコインによる決済インフラのアップデートを進めており、まずはETH上に構築したUSDCによる決済インフラの構築を目指しています。

クリプト事業の支援サービス

続いては、クリプト領域への進出を検討中の企業向けに、VISAが支援するサービスです。

1つ目は「Visa Crypto APIs」です。これは、デジタル通貨に非対応の銀行やフィンテック企業向けに、仮想通貨(暗号資産)の取り扱いが可能となるクリプト用のAPIを提供するサービスとなっています。

2つ目は「Digital Currency Innovation Hub」です。仮想通貨(暗号資産)を含めたデジタル通貨領域に興味を持つ企業と共に、クリプト領域での新たなサービスの開発・研究を行っています。

ブロックチェーン領域のリサーチ

VISAは業界のリーディングカンパニーとして、仮想通貨(暗号資産)やNFTの活用を含めた、商取引(コマース)の新たな在り方について、常に研究し続けています。

例えば、ブロックチェーン領域はすでに数年間の研究の結果、オフラインでの仮想通貨取引の実現や、プライバシー保護を目指した暗号方式などが誕生しています。

現段階では、上記4つのサービスを含め最終的には、一般ユーザーが、普段利用するVISAカードを利用して、身近に仮想通貨やNFTを取引できる世界観を目指しているようです。

この点においては、大手仮想通貨取引所「Coinbase(コインベース)」と提携し、VISAカードで仮想通貨を購入でき、最大還元率は4%の「CoinbaseCard(コインベースカード)」を発行しています。

Coinbase Card(コインベースカード)とは?決済額の4%を仮想通貨で還元、ApplePay/GooglePayに対応開始
CoinbaseCard(以下、コインベースカード)は、アメリカの大手仮想通貨取引所を運営するCoinbase社が発行するカードです。2019年よりサービスがリリースされ、すでにアメリカやヨーロッパでも利用が開始されています。コインベースカードで決済をすると、口座内の仮想通貨が自動的にアメリカドルに交換されるため、仮想通貨のまま、ApplePayやGooglePayを使うことが可能です。コインベースカードの特徴は、仮想通貨のまま決済ができる点と、カード利用で最大4%還元される点です。

まとめ

さて、VISAのNFT購入とVISAのNFTレポートをまとめてみましたが、

・そもそも、なぜVISAがNFTを購入したのか

→NFT領域参入の足掛かりのため

・VISAが公開したNFTレポートにはどんなことが書いてあったのか?

→NFT事業の参入の理由と今後のサービス展開

・VISAはNFT領域でどんなことを目指すのか?

→日常的にVISAカードで仮想通貨やNFTを取引可能な世界

ということになります。

今後のVISAのクリプト事業から目が離せません。

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