現在、話題沸騰中のNFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)。
ブロックチェーン技術を使い、デジタルアートやデジタルコンテンツなどを保存することで、この世に1つとないNFTコンテンツを作り出すことができます。2019年頃から注目を集め、2020年後半からは、BTCをはじめとする暗号通貨へのに人気の高まりに付随する形でさらに脚光を浴びました。
その結果、Twitter創業者のジャックドーシー氏の最初のツイートが化され、約3億円で落札されるなど、NFTアートの販売価格が高騰する現象が起こっています。
実際に、NFTを購入することは簡単です。
今回はOpenSeaという世界最大級のNFTマーケットプレイスを使って、実際のNFTの購入方法を解説します。
日本国内で暗号資産を買うならCoincheck(コインチェック)がおススメです。
【Coincheckの強み】
- 初心者でも使いやすいUIで、国内取の引所アプリランキングでNo.1
- マネックスグループのためセキュリティ対策も万全
- Coincheck(コインチェック)NFTでメタバースのNFTも購入可能
- 500円から暗号資産を購入可能
- 最短1日で取引が開始できる
Coincheckなら、最短1日で取引が開始でき、500円から暗号資産が購入可能など、初心者におすすめの取引所です!
コインチェック(Coincheck)は、日本国内の仮想通貨人気ランキングで1位を獲得するなど、国内ユーザーから非常に評判が高い仮想通貨取引所です。
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Opensea(オープンシー)とは|海外最大級のNFTマケプレ
OpenSeaは、海外NFTマーケットプレイスの1つです。
日本語での読み方は「オープンシー」となっています。
OpenSeaは、2019年後半から注目されたNFTを売買できるNFTマーケットプレイスの1つとして、日本から注目を集めています。
- MAU(月間アクティブユーザー数)は約5万人を突破
- 月間取引数は2億4,900万ドル(約250億円)
- 月間取引回数は約620,000回
- 取引量ベースでのNFTマーケットランキングは1位
といった、驚異的な数字を叩き出しています。
数字で見るOpenSea | |
サービス開始時期 | 2017年~ |
MAU(月間アクティブユーザー数) | 約50,000人 |
月間取引額 | 2億4,900万ドル(約250億円) |
月間取引回数 | 約620,000回 |
NFTマーケットランキング(取引量ベース) | 1位 |
※表の数値は全て2021年7月時点
OpenSeaは日本人でも人気なNFTマケプレ
Openseaは日本人ユーザーの間でも非常に人気のNFTマケプレです。
日本人の間で人気な理由として以下が考えられます。
- 海外アーティストや海外プロジェクトのNFTが売買できる
- 日本の著名なアーティストなどもOpenseaで出品している
- 海外で最も大きなNFTマケプレであるためNFTの種類が豊富である
- 日本語表記にも対応している
実際に日本の書道家の武田早雲さんなどがOpenseaでNFTを発行しています。
またメルカリの調査によると、Openseaの国別のトラフィックランキングでは、日本がなんと2位になっているなど、たくさんの日本人ユーザーがOpenseaを利用していることがわかります。
OpenSeaは日本語表記に対応している
Openseaは日本語表記に対応しています。
これまではGoogle翻訳機能を使う必要がありました。
しかし、Openseaの言語選択で日本語を選択すると、Openseaのサイトが日本語表記に変わります。
日本語表記にする方法は簡単で、Openseaを開いてメニューバーの言語から「日本語」を選択するだけです。
Openseaの具体的な日本語表記への変更方法は、こちらの記事を参照してください。
【2/18追記】OpenSeaの販売手数料は無料
OpenSeaは2023年2月17日から、期間限定で販売手数料を無料にすると発表しました。
手数料無料の背景には、競合サービスであるNFTマケプレ「Blur(ブラー)」の影響があるとされています。Openseaとは異なり、手数料無料のBlurは取引手数料ではなく、独自トークン「BLUR」で収益を上げるモデルでした。
直近ではOpenseaのユーザーがBlurに流出していることが指摘されていたため、Blurに対抗するためにOpenseaも手数料を無料にしたようです。
OpenSeaの公式ブログと公式Twitterにて、以下の通り発表がされています。
OpenSea 手数料
通常、OpenSea はすべての二次販売に対して 2.5% の手数料を受け取ります。
料金は、リストまたはオファーが作成された時点でマーケットプレイスによって決定されます。OpenSea を使用してリスティングまたはオファーが作成された場合、2.5% の手数料が適用されます。Dealsトランザクションには OpenSea 手数料は含まれません。
期間限定で、OpenSea Proを通じて、お気に入りのコレクションのほとんどについて OpenSea 手数料 0% で OpenSea のリストとオファーを作成できます。
無機質な販売量に惑わされないようにユーザーを保護するために、次のいずれかのシナリオで OpenSea Pro を使用して作成されたリスティングおよびオファーに対して、最大 0.5% の OpenSea 手数料がかかります。
- コレクションのクリエイターの収益が 0 ~ 0.5% 未満に設定されている、または
- コレクションのボリュームとアクティビティが特定のしきい値を下回っている
【4/6追記】Blurへの対抗|Openseaがトレーダー機能「OpenseaPro」をリリース
Opensea Proは、Openseaに追加された、NFTトレーダー向けのトレード機能です。
OpenSea Proは、OpenSeaが2022年4月に買収したNFTアグリゲーターである「Gem V2」をのプラットフォーム機能を用いて開発されたサービスです。合計170以上のNFTマーケットプレイスから、NFT情報を集約したアグリゲーションサービスです。
OpenseaProの特徴は以下の4つです。
- NFTの一括購入宇・売却売り機能
- ガス代の最適化機能
- 他マーケットプレイスの集約機能
- 手数が料無料
OpenSea Proは、直近でエアドロを実施したトレーダー向けNFTマケプレ「Blur」が注目されており、一時期ではBlurがOpenseaのNFT取引量を超えたことが話題になりました。
このBlurによるNFT取引の流出に対してOpenseaは取引手数料を0%にするなどの対策を取りましたが、今回のOpenseaProの機能発表は、明確にBlurへ対抗することを意識してリリースされたとされています。
【8/14追記】OpenseaがNFT同士の取引機能をリリース
OpenseaでNFT同士の取引機能(Make a Deal)をリリースしました。
これはNFTホルダー同士が、NFT自体を交換(トレード)する機能です。
取引機能を使用すると、別のユーザーの NFT と引き換えに 1 つ以上の NFT を提供できます。
オファーの一部に一部の WETH を含めることもできます。
機能の利用開始に必要なのは、取引したい人のウォレットアドレス、ENS 名、または OpenSea ユーザー名のみです。
オファーと同様に、取引を承諾したユーザーはガス代を支払います。現時点では、取引トランザクションに OpenSea 手数料やクリエイター収益は含まれません。
ERC-721 ユーザーのプロフィールに表示される (非表示ではない) バッジ付きコレクションの NFT が取引の対象となります。
出典:Opensea
そこまで使い勝手はよくないですが、Openseaに保有するNFTを出品する別の方法として利用するのもありかもです。
OpenseaのNFT取引機能の詳細はこちらの記事をご覧ください👇
【8/14追記】Openseaがロイヤリティフィーを廃止へ
2023年8月18日のOpenseaのブログで以下の仕様変更が発表されました。
- OpenseaでNFTクリエイターがロイヤリティを設定できなくなる
- 今後はNFTの売買者がクリエイターフィーを自由に設定できるようになる(実質廃止)
- 新しいコレクションは8/31から適用、既存のコレクションは2024/3/1よりコレクターがロイヤリティを設定可能な仕様に変更される
- 2023/8/31にOpensea以外でのNFTマケプレへの出品をブロックする「OpenSea Operator Filter」を廃止
- クリエイターフィーは任意のまま
今回の発表では、ロイヤリティフィーの決め手がNFTクリエイターではなく、NFTのトレーダーになることが大きな変更点です。
ただし、ロイヤリティフィー自体は任意のままで、なくなることはないようです。
2022年11月、私たちはOperator Filterを導入しました。これは、クリエイターがセカンダリセールにおけるクリエイター手数料を適用するweb3マーケットプレイスに制限をかけるツールです。これによって、クリエイターは自身のweb3ビジネスモデルをより制御することが意図されていましたが、これにはweb3エコシステム全体の支持が必要であり、残念ながらそれは実現しませんでした。そのため、私たちはクリエイター手数料のアプローチにいくつかの変更を行うことにしました。
変更内容
2023年8月31日(木曜日)から、選択的なクリエイター手数料をOpenSeaで導入し、この分散型エコシステムを推進する選択と所有の原則をよりよく反映するよう努めます。大まかな内容として、以下の4つの主要な変更点があります:
2023年8月31日にOpenSea Operator Filterを廃止します。これにより、この日以降、Operator Filterはいかなるマーケットプレイスもブロックしなくなります。
2023年8月31日から2024年2月29日まで、OpenSeaは8月31日以降のセカンダリセールにおいて、Operator Filterを事前に有効にしたコレクションとEthereum以外のブロックチェーン上の既存コレクションにおいて、クリエイターが指定した優先手数料を適用します。
2023年8月31日から、購入者がクリエイターの優先手数料が含まれたセカンダリリスティングを簡単に見つけられるようにします。
2023年8月31日から、売り手がクリエイターの優先手数料を選択するか、クリエイター手数料の支払いをカスタマイズしやすくします。明確に言っておきますが、クリエイター手数料はなくなるわけではありません。効果のない単独な強制がなくなるだけです。
出典:Opensea公式ブログ
Openseaがロイヤリティフィーを廃止した背景は、以下とされています。
- Operator Filterを導入したがNFTマケプレやアグリゲーターのせいで制限が聞かず効果がなかった
- ロイヤリティフィーはOpenseaの収益モデルの1つだが他の収益源を見出す必要があるため
- ロイヤリティフィー以外で収益を立てるようにエコシステムを変更する必要があるため
Openseaのロイヤリティの実質廃止についてはこちらの記事をご覧ください。
OpenSeaでのNFT購入に必要なもの
OpenSeaでNFTを購入するには、以下の3つが必要です。
- Metamask(メタマスク)
- 仮想通貨ETH(イーサリアム)
- 仮想通貨取引所の口座
Metamask(メタマスク)
Metamaskとは、誰でも無料で使えるウォレットです。
ウォレットとは、いわゆる財布のようなもので、仮想通貨やNFTを保管します。
Metamask (メタマスク)があれば、誰でもOpenSeaが使えるようになります。
Metamaskの設定方法などはこちらの記事にまとめてあります。
仮想通貨ETH(イーサリアム)
OpenSeaでNFTを購入するには、仮想通貨ETH(イーサリアム、以下ETH)が必要です。
ETHは仮想通貨の市場ランキングで第2位の仮想通貨で、主にNFTの購入などで利用されます。
ETHを発行するEthreumチェーンには、スマートコントラクトと呼ばれる、自動販売機のように、決められた手順で決済を実施する機能があり、NFTを購入する際にこのスマートコントラクトが利用されるため、ETHが必要になります。
また、NFTを購入する際に発生するGAS(ガス)代と呼ばれる手数料を支払う際にも、少額のETHが必要となります。
仮想通貨取引所の口座
仮想通貨ETHを購入するには、国内の仮想通貨(暗号資産)取引所で購入する必要があります。
国内の取引所には基本的に仮想通貨ETHが上場しているため、どの仮想通貨取引所の口座を開設しても良いです。
一番のおススメは、日本国内の取引所ランキングで1位のコインチェック(Coincheck)です。
- 最短5分で口座開設可能
- 初心者でも使いやすいUI
- 国内最大級のNFTマーケットプレイスを運営
などの特徴を持つ、非常に使いやすい取引所です。
これから初めて仮想通貨取引所の口座を開くなら、コインチェック(Coincheck)をおススメします。
OpenseaでNFTをに買うために必要な準備
国内の仮想通貨取引所の口座を開設
NFTの購入には仮想通貨ETH(イーサリアム)が必要です。
そのため、国内の仮想通貨取引所で仮想通貨ETHを購入する必要があります。
仮想通貨ETHは、国内取引所のコインチェックやDMM Bitcoinなどで購入できます。
コインチェックは4年連続で国内DL数NO.1を獲得しており、初心者向けの使いやすいアプリがあるので、これから仮想通貨ETHを購入するならコインチェックの口座開設をおススメします。
仮想通貨ETHを購入
口座開設した仮想通貨取引所で仮想通貨ETHを購入してください。
仮想通貨ETHは時価総額第2位の仮想通貨です。
NFTのMintや支払いで利用されることが多い仮想通貨です。
ETHのチェーンには、NFTを発行可能としたERC-20やERC-721などの規定があるのでが特徴です。
OpenSeaでのNFT購入時にはいくらETHが必要?
この時、仮想通貨ETHの購入数量は、購入したいNFTの金額より少し多めに準備しておきましょう。
その理由は、NFTの購入金額以外にも、送金手数料やOpenSeaのGAS(ガス)代など、別途仮想通貨ETHが必要になるからです。
例えば、欲しいNFTの価格が1ETHだった場合は、念のため1.5ETHほど準備しておくことをおススメします。
Web3ウォレット「Metamask」を設定
Metamaskは、無料で使えるデジタルウォレットです。
Chromeの拡張機能を使うと非常に作業がスムーズになるので、MetaMaskをChromeの拡張機能に設定しておくことを強くおススメします。
OpenSeaにログインするには、MetaMaskのアカウントが必要ですので、まだ持っていない人は、必ず登録しておきましょう。
Metamaskへ仮想通貨ETHを送金
OpenSeaでNFTを出品する場合は、GAS(ガス)代と呼ばれる、手数料が初回のみ発生します。
GAS代を支払うには、仮想通貨ETH(イーサリアム)を、Metamask内に送金しておく必要があります。
国内の仮想通貨取引所で仮想通貨ETHを購入したら、送金機能を使って、Metamaskのウォレットアドレス宛に仮想通貨ETHを送金します。具体的にはウォレットのウォレットアドレスをコピーして、送金先に入力して送金を申請します。
- Metamaskのウォレットアドレスをコピー
- Metamaskのウォレットアドレスを仮想通貨取引所の送金先に登録
- 仮想通貨取引所から仮想通貨ETHをMetamask宛に送金
- Metamaskの残高をチェックして着金を確認
なお、仮想通貨取引所から送金申請をしてから着金までは数分かかります。
この時ウォレットアドレスの打ち間違いがあると、資産を失うリスクがあるので、コピー&ペーストは慎重に行い、送金前に事前に確認しましょう。
Metamaskのウォレットアドレスとは
Metamaskのウォレットアドレスとは、Metamaskの画面にある任意の文字列コードであり、送金先のアドレスになります。
コピーに失敗して間違ったアドレスを入力すると、送金に失敗する可能性があるので、先に少額のテスト送金を実施することを強くおススメします。
なぜなら、送金失敗した場合、送金した仮想通貨ETHが返ってくる(返金)されることはないからです。
大事な資産を損なわないためにも、必ず最初は少額でのテスト送金を行いましょう。
MetamaskをOpenseaにウォレットコネクト
MetamaskでOpenseaにウォレットコネクトをします。
Openseaには会員IDなどはなく、基本的にMetamaskでログインなどを行います。
OpenSeaへのMetamaskのウォレットコネクトの方法は以下の通りです。
- OpenSeaを開き、右上の財布ロゴをタップ
- ウォレット一覧からMetamaskを選択
- Metamaskが起動するので署名してコネクトを実施
万が一、Metamaskのログインパスワードを忘れてしまった場合は、Metamask登録時に配布された「シークレットリカバリーフレーズ」を使って、Metamaskにログインしパスワードを再発行しましょう。
【4パターン】OpenSeaのNFTの購入方法・買い方一覧
OpenSeaでは、4つのNFTの購入方法・買い方があります。
- 固定価格
- オークション機能
- オファー機能
- トレード機能
固定価格
固定価格は、NFTに表示されている価格で購入する方法です。
「Add Cart」をタップして欲しいNFTを購入します。
購入方式の中では、一番シンプルな購入方法です。
オークション機能
OpenSeaではオークションでの購入パターンがあります。
販売期限日までに最も高い価格を入札(Bid)したユーザーが落札できます。
オークション中のNFTは、左の検索メニュー欄にある「オークション中」を選択すれば、オークション中のNFTが表示されます。
オファー機能
オファー(Offer)とは、NFTホルダーに対して購入したい価格を提示するパターンです。
「Offer」ボタンをタップし、購入希望額を提示します。
NFTホルダーがオファーを承認すると、取引が成立します。
トレード機能(Make a Deal)
トレード機能とは、保有するNFTを他のユーザーのNFTと交換(トレード)する機能です。トレード機能は2023年8月にOpenseaに実装された新しい機能です。
トレードには出品してもよいNFTに対して、トレード相手も合意のうえでNFTを交換する必要があります。またトレードできるNFTは複数個でも可能です。
OpenSeaでNFTを購入する方法|①固定価格
OpenSeaで購入したいNFTを選択する
OpenSeaにMetamaskのウォレットコネクトが完了したら、欲しいNFTを購入します。
固定価格で購入する場合は、欲しいNFTの価格分+GAS代があれば、あとは購入手続きに進むだけなので簡単です。
まずはOpenseaの検索BOXから、欲しいNFTを検索して、NFTを1つ選びましょう。
欲しいNFTを選択し「Buy」をタップする
欲しいNFTをタップすると「Buy」の青いボタンが表示されます。
この時、まだウォレットコネクトをしていない場合は、ウォレットコネクトが求められますので、コネクトするウォレットを選択しましょう。
一番価格が安いNFTを探す方法
出品されている中でもっとも安いNFTを購入したい場合が多いかと思います。
その場合は、販売されているNFTの右上にあるフィルター機能で、「価格が低い順」を選択すると、上から販売価格順で並び替えをしてくれます。
その後は、左上にあるNFTを選択して購入しましょう。
Metamask上でETHを使って決済する
欲しいNFTを選択したら、最後にMetamask内の仮想通貨ETHで決済をします。
- (定価販売の場合)「カートに追加(Add Cart)」をタップしてNFTをかごに入れる
- カゴに入れたNFTのページを開き「BUY(購入する)」をタップ
- Metamaskが起動するので、「Confirm」をタップして承認する
- GAS代が表示されるので、同じく支払いを「Confirm」をタップして承認する
- 購入完了
ここもMetamaskが別ブラウザで起動し、2回以上、承認ボタンをタップする必要があります。
最終的に自分のMetamask内に購入したNFTが表示(OpenSeaのマイページでも表示可能)されていれば、OpenSeaでのNFTの購入は完了です。
補足:「今すぐ購入」ボタンで購入する方法
NFT を購入する際、一部のコレクションには [今すぐ購入] オプションが表示されます。
「今すぐ購入」ボタンをクリックし、ウォレットでトランザクションに署名するだけで NFT を購入することができます
ただし、購入に必要な仮想通貨またはMoonPayに対応したクレカが必要です。
MoonPayはNFTなどの購入をクレカでできるサービスです。ウォレットに十分な暗号通貨がなく、MoonPay のサポート対象地域にお住まいの場合には、カードで購入するオプションが表示されるので、その場合はクレカを登録して支払いましょう。
OpenSeaでNFTを購入する方法|②オークション機能
Openseaのオークションは、時間指定オークションであり、以下2つのオークション形式があります。
- 入札方式(イングリッシュオークション): 最終的に最高入札者が落札
- 価格下落制 (ダッチオークション): アイテムの買い手がつくまで価格が下落
入札方式(イングリッシュオークション)
イングリッシュオークションとも呼ばれる、最高額入札者に販売する形式のオークションでは、1 ETH を超える金額で終了すると、OpenSea がトランザクションを自動完了します。オークションが 1 ETH 未満で終了した場合、最高入札を受け入れるかどうかは販売者が決めるため、出品者はトランザクションを完了する義務を負いません。
入札方式(イングリッシュオークション)に参加するには、WETH(ラップドイーサ)が必要です。
「WETH」はERC‐20規格に対応したETHチェーン上のETHであり、通常の仮想通貨ETHとは異なります。通常のETHではオークションに参加できないため、MetamaskにETHを保有した状態で、ETHをWETHにMetamask内でスワップする必要があります。このスワップの際には少額のGAS代が必要となります。「WETH」はMetamaskに仮想通貨ETHを送付してから、Metamask内のスワップ機能を使えば簡単に手に入ります。
Metamaskを使ったETH→WETHへのスワップ方法はこちらの記事をご覧ください。
オークション最後の10分間に入札があると、オークション時間は10分間延長されます。人気のあるオークションでは、最後の10分間に提出された新規の入札によって延長されることがよくあります。
最終的に期限までに一番高い価格を提示したユーザーが落札して購入することができます。またオークションはいつでもキャンセルできますが、ガス代の支払いが必要ですので注意してください。
価格下落制(ダッチオークション)
ダッチオークションとも呼ばれ、時間の経過とともに価格が下がる方式です。購入者の価格とNFTの価格がマッチしたタイミングでNFTを買うことができます。
例えば、1 ETH のStarting price (開始価格)で始まり、3日後に 0.5 ETH のEnding price (終了価格)で終了した場合は、ユーザーはEnding price (終了価格)の0.5 ETHで購入できます。
価格下落制(ダッチオークション)も同じくWETHが必要ですので、購入希望の金額分のWETHをMetamaskで準備しておきましょう。
OpenSeaでNFTを購入する方法|③オファー機能
オファー機能は、希望の購入価格をオファーして購入する方法です。
NFTの「Make Offer」ボタンを押して希望する購入価格でオファーを出します。
NFT出品者がオファー価格に同意した場合は、NFTが購入できますが、同意しなかった場合は、NFTは購入できません。
また明らかに販売価格とオファー価格が離れすぎていると、そもそもオファー自体がはじかれてしまう可能性があります。出品者はFloor Difference (最低価格差) インジケーターを使用すると、そのコレクション内のアイテムの最低価格との比較に基づいてオファーの強さを判断することができ、最低オファー額よりも低いオファーは弾かれます。そのためオファー価格は慎重に考える必要があります。
なおNFTのオファー価格と実際の販売価格は、OpenseaのAnalytics機能で確認できます。
OpenSeaでNFTを購入する方法|④トレード機能
OpenseaでNFT同士の取引機能(Make a Deal)をリリースしました。この機能は、NFTホルダー同士が、NFT自体を交換(トレード)する機能です。
- 最初の取引を行うには、プロフィールアイコンにカーソルを合わせ、[取引する] を選択します。
- 取引を行いたい相手のユーザー名、ENS 名、またはウォレットアドレスを入力します。
- 相手の対象アイテムを閲覧し、取引で受け取りたいアイテム (最大アイテム数30点) を選択します。
- [次へ] をクリックします。
- 収集したアイテムを参照し、取引で送信を提案するアイテムを選択します。
- (オプション) 取引の一部として譲渡を提案する WETH を追加します。
- [次へ] をクリックします。
- 提案された取引を確認し、[取引を送信]をクリックします。取引に署名する前にコレクションの承認を求められる場合があります。
OpenSeaでのNFTの購入に関するQ&A
OpenSeaの購入時によく見るQ&Aについて解説します。
- OpenSeaでのNFT購入時のGAS代はいくらか?
- OpenSeaでのNFT購入時にGAS代を安くする方法はあるか?
- OpenSeaでGAS代が足りず購入できない場合はどうすればいいか?
- OpenSeaでは仮想通貨以外でNFTは購入できるのか?
- OpenSeaでのNFTの購入時の初期費用はどのくらいか?
- NFT購入時のセキュリティ対策はどうすればよいか?
- OpenSeaは日本語で使えるのか?
- OpenSeaのオークションパターンで必要な「WETH」はどのように手に入れられるか?
- OpenSeaで購入したNFTの販売方法は?
OpenSeaでのNFT購入時のGAS代はいくらか?
OpenSeaでのNFT購入時のGAS代は、約500円~2,000円ほどです。
GAS代はNFTの購入金額が高いほど高くなります。
またGAS代は、ETHチェーンのトランザクション数や、トランザクションスピードによって変動します。
ちなみにリアルタイムのGAS代はこちらのサイトで確認できます。
OpenSea購入時にGAS代を安くする方法はあるか?
OpenSeaでNFTを購入する際のGAS代を安くする方法は、以下の2つです。
- GAS代が安い時間帯に決済する
- GAS代の支払いスピードを低速にする
一番簡単なのは「GAS代が安い時間帯に決済する」です。
GAS代はETHのトランザクションで変動するため、時間帯によって価格が変わります。
こちらのサイトでなるべく安い時間帯を探してみましょう。
OpenSeaでGAS代が足りず購入できない場合はどうすればいいか?
OpenSeaでNFTが購入できないパターンの多くが、GAS(ガス)代不足です。
OpenSeaでNFTを購入する際には、少量のGAS(ガス)代が必要です。
そのため、例えば1ETHのNFTを購入するなら、目安として1.5ETHほど、余分にETHをMetamaskに送金(保有)しておくことをおススメします。
GAS代のためのETHが足りない場合は、上で説明した通り、別途ETHをMetamaskに送金する必要があります。
OpenSeaで必要な「WETH」はどのように手に入れられるか?
OpenSeaでオークションパターンでNFTを購入するなら「WETH(ラップドイーサ)」が必要です。
「WETH」はERC‐20規格に対応したETHチェーン上のETHであり、通常の仮想通貨ETHとは異なります。
「WETH」はMetamaskに仮想通貨ETHを送付してから、Metamask内のスワップ機能を使えば簡単に手に入ります。
Metamaskを使ったETH→WETHへのスワップ方法はこちらの記事をご覧ください。
OpenSeaでは仮想通貨以外でNFTは購入できるのか?
OpenSeaでは基本的に仮想通貨以外ではNFTは購入できません。
一方、OpenSeaでのNFT購入をクレカでもできる「Pi」というサービスがあります。
このサービスは、仮想通貨を使わずにクレカでOpenSeaのNFTが購入可能なサービスです。
ただし、追加で5%~15%の手数料が上乗せされるため、購入価格が割高になってしまいます。
OpenSeaでのNFTの購入時の初期費用はどのくらいか?
OpenSeaでのNFTの初期費用は、ケースバイケースです。
ほとんどのNFTは0.01ETH以上のものが多いので、GAS代も含めると、約2,000円ほどです。
ただし、NFTや購入パターンによって費用は異なるので、OpenSeaのサイトを見ることをおススメします。
NFT購入時のセキュリティ対策はどうすればよいか?
OpenSeaでNFTを購入する際には、様々な詐欺リスクがあります。
よくある詐欺被害は、以下の2通りです。
- セキュリティが弱い通信を利用して外部から傍受されて、Metamaskの資産が抜かれる
- OpenSeaの偽サイトに接続してしまい、Metamaskの資産が抜かれる
基本的にはセキュリティ対策が不十分なため、Metamaskの秘密鍵情報が漏洩するなどして、保有していたトークンやNFTが抜かれるパターンが多いです。
これらは完全に防ぐことは難しいですが、NordVPNなどのVPNサービスを使うと、通信を暗号化したり、偽サイトへの接続を避けることができるようになります。
危ない通信やサイトから保有するトークンやNFTを守るために、可能であれば、VPNサービスを使うことをおススメします。
OpenSeaは日本語で使えるのか?
OpenSeaでは日本語機能が実装されています。
OpenSeaのメニュー欄にある「Language」より日本語を選択すると、日本語表記になります。
なお、OpenSeaアプリはまだ日本語未対応ですが、Metamaskアプリを使った日本語対応方法があります。
OpenSeaの日本語機能の詳細はこちらの記事をご覧ください。
OpenSeaで購入したNFTの販売方法は?
OpenSeaで購入したNFTは出品して販売することが可能です。
NFTを保有するMetamaskをOpenSeaにコネクトし、出品の設定をするだけでできます。
なおOpenSeaでの出品方法はこちらの記事をご覧ください。
NFTとは?
画像出典:OpenSea
まずNFTの正式名称は、Non-Fungible Token(非代替性トークン)です。
これはBTCなど仮想通貨(暗号資産)に使われているブロックチェーン技術を使い、デジタル資産などを発行・保存したものであり、その名の通り、代替できない=世界に1つしかないと証明できるデジタル資産です。
例えば、NFTアートとは、そんなNFTの特性をアート作品に組み込んだものです。NFTアートをブロックチェーン上で発行・保存することで、まず非代替性により高い価値が生まれ、またデジタル上で流通や販売が可能となりました。
さらに、アートの世界では偽物が流通する問題がありますが、NFTアートは改ざんが難しいブロックチェーン上で記録されるため、本物の作品だと証明しやすくなりました。
NFTが新たな資産として注目される
ところで、なぜNFTが非常に高値で取引されるケースがうまれているのでしょうか?
NFTがここまで高額取引されるのは、その希少性による価値にあります。
NFTは、ある意味世界に1つしかないモノです。そのため、通常のアート作品と同様の希少性を持つため、その希少性が高いほど、価格も高騰します。
例えば、Coincheck NFTで出品されている「LAND」とは、The sandboxと呼ばれるブロックチェーンのゲームプラットフォームで利用可能な、仮想空間いわゆるメタバースの土地です。
このLANDは、発行数の上限が166,464個と決められているため、高い希少性を持ちます。実は今、Facebookなどが注力するメタバース領域に注目が集まる可能性が高いため、このLANDの価値が高騰しています。
このように、NFTにはその希少性から、資産としての価値を持っているため、世界中でNFTに高い価格が付くケースが起こっているのです。
二次流通で儲かる?NFTの二次流通とは
一方、クリエイターだけでなくコレクターも、NFTマーケットプレイスで購入した商品を、再販(二次流通)することも可能です。
再販した場合、プラットフォーマーに一定の手数料収入が入ることは初回販売と同じですが、二次流通の場合は、元々のクリエイターにも数%の販売収入が発生します。しかも、この二次流通による手数料は、再販されるたびに永続的に発生します。
この二次流通の仕組みは、元々のクリエイターをブロックチェーン技術で証明することが可能となったために実現しており、永続的に収入が入るクリエイターからすると、非常に魅力的な機能です。そのため、NFTマーケットプレイスに参入を発表するクリエイターが最近では増えています。
実際に、アート事業を手掛ける日本企業のシンワワイズは、NFTの二次流通によるクリエイターの収益性向上の特徴を評価しており、2021年夏ごろに独自のNFTマーケットプレイスである「シンワワイズNFT」のサービスリリースを発表しています。
OpenSea以外にNFTが購入可能なNFTマーケットプレイス
NFTが購入できるのは、NFTマーケットプレイスというNFT専用の取引所です。
NFTマーケットプレイスで、NFT購入に必要ななブロックチェーンウォレットと、決済で利用する仮想通貨(暗号資産)があれば、誰でも簡単にNFTを購入することができます。
現在、以下のNFTマーケットプレイスがサービスを提供しています。
【国内】
【海外】
- OpenSea
- Rarible
- SuperRare
- Foundation
- Crypto.com NFT Platform
- NFT SHOWROOM
- KnownOrigin(英)
- Enjin Marketplace
- treasureLand
- BINANCE NFT
NFT自体は2018年頃から注目され始めてきていましたが、多くのNFTマーケットプレイスは、2020年以降にサービスをリリースされています。
日本では、大手仮想通貨(暗号資産)のコインチェック社が提供する「Coincheck NFT」や、中国の大手仮想通貨取引所BINANCEを運営する企業の「BINANCE NFT」など、仮想通貨取引所の運営企業が提供しているサービスもありますが、概ねブロックチェーン事業を手掛ける企業が運営しています。
一方、NFTと相性が良いブロックチェーン事業以外(デジタルコンテンツやアート)の事業を手掛ける企業がNFTマーケットプレイス事業に参入することも発表されており、日本では2021年夏ごろからサービス稼働が本格化するものが多いです。
海外のNFTマーケットプレイスの方が規模は大きい
日本のNFTマーケットプレイスでは物足りず、海外のNFTマーケットプレイスに興味を持っている方もいるかと思います。
NFTマーケットプレイスは海外の方が規模が大きく、NFTコンテンツも非常に豊富です。
例えば、2021年3月には、1枚のNFTアートが75億円で落札されました。
最大手のNFTマーケットプレイスであるOpenSeaでは、ゲームアイテムだけでなく、NFTアートやコレクション、ドメイン、スポーツなど、日本にはないカテゴリーのコンテンツが多数販売されています。
これらは海外の方がNFTマーケットプレイスの誕生が日本よりも早かったことや、ブロックチェーン事業を営む企業がNFT事業に早くから参入していたことが関係していると考えられます。
日本国内でおススメのNFTマーケットプレイス
最後に日本国内でおススメのNFTマーケットプレイスをご紹介します。
- Coincheck NFT
- miime
日本でおススメのマーケットプレイスは、「Coincheck NFT」と「miime(ミーム)」です。
Coincheck NFTがおススメな理由
- Coincheckの口座があれば、NFTの出品・購入・保管がワンストップで可能
- 出品・購入のネットワーク手数料(GAS代)が無料
- NFTの売買には13種類の暗号資産が利用可能
Coincheck NFTをおススメする理由はは、出品・購入のネットワーク手数料(GAS代)が無料な点です。
NFTネットワークプレイスで取引した際にかかるGAS代の価格高騰がNFT取引で課題となっていますが、Coincheck NFTであればGAS代がかからないことは大きなメリットです。
また、13種類の暗号通貨でも取引可能です。
ただし、OpenSeaなどとは異なり、購入できる商品が限定されています。
まとめ
最後に、本記事をまとめます。
本記事の要点:
・NFTの購入なら、OpenSeaがおススメ
・NFTの購入には、コインチェック等で購入したETHと、Metamaskが必要
・NFT購入時に発生する費用は、1回分のGAS代(約5,000円~1万5,000円ほど)
OpenSeaでNFTを購入するのは意外と簡単なので、欲しいNFTが見つかったら、ぜひ一度買ってみましょう!
またETHの購入のために、コインチェック(Coincheck)の口座も開設しておきましょう。